朝礼講話 12月16日(月)
- 公開日
- 2013/12/16
- 更新日
- 2013/12/16
山崎校長は絶好調
おはようございます。
先週の火曜日の午後、お休みをもらって自動車の運転免許の更新のために講習を受けてきました。
みなさんの中にもこれから運転免許を取ることが数多くいるだろうと思いますが、一度免許をとったらそれで一生使えるというわけでなく、定期的に視力の検査や講習を受けるという、手続きをしなければなりません。
その講習の中で、知らなかったことがたくさんありましたので、皆さんにも伝えておきたいと思います。
まもなく、平成25年が終わろうとしていますが、今年、大阪府において、交通事故で亡くなった人は何人ぐらいだと思いますか。
12月10日の時点で162名だそうです。
警察の交通事故による死亡者の統計は、交通事故にあってから24時間以内に亡くなった人の数を計上しますから、実際には2日後、3日後に亡くなる方もあるので、実数はもっと多いでしょう。
この162人の中で自転車に乗っていて、事故にあって亡くなった方はどれくらいいると思いますか。
それは、40人です。
交通事故で亡くなる人のうち1/4の人が自転車に乗っている時に事故にあっています。
自転車に乗るには、もちろん免許はいりませんが、自転車は軽車両という車の仲間です。
12月1日に道路交通法という法律が改正されて、自転車に関する規則が変わっています。
そして、その法律に基づいて、これまでお巡りさんが口頭で注意していたものを、今後は摘発という形で厳しく処置していく方針だそうです。
これまで、自転車は歩道のない道路の路側帯の右側も走れたのですが、12月1日からは左側しか走れなくなります。
(路側帯というのは、センターラインや歩道のない幅5.5メートル程度の生活道路の横に設けられている、幅75センチ程度の白線がひかれた通行帯のこと)
自転車は基本的には、車道を走らなければならないのですが、歩道を走る場合は車道寄りを走らなければならないというきまりもあります。
他にも、自転車を運転しながらの携帯電話やメールの操作、これも禁止されています。
これに違反すると、3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金に処せられます。
雨の日の傘をさしながらの運転や、耳にヘッドホンをつけて音楽を聴きながら走ることも禁止されています。
ちなみに、両方とも摘発されると5万円以下の罰金です。
自転車は身近な乗り物ですから、みんなは気軽に乗っていると思います。
1学期には自転車に乗っていて事故を起こし、1億円の賠償金を請求されたという話もしました。
加害者にも、また、被害者にもなりうるということです。
年末年始は気の緩む時期でもあります。
みなさん十分に注意してください。