朝礼講話 2月3日(月)
- 公開日
- 2014/02/03
- 更新日
- 2014/02/03
山崎校長は絶好調
今日は、2月3日「節分」です。
節分とはどんな日かというと、それぞれの季節が終わる日、つまり、明日が立春ですから冬から春と季節が変わるという日です。
日本には、春・夏・秋・冬と四季があるわけですから、本来は1年に4回あることになりますけれども、現在では、立春の前の日を節分というようになっています。
節分の行事として「豆まき」がありますね。
この節分に豆をまいて、鬼を追い払う、もちろん、現代人のみんなは実際に鬼がいると思っている人はいないと思いますが、邪鬼、つまり災難を払うという意味があります。
この節分に豆をまくという行事がはじめて行われたのは、室町時代の1425年だと記録に残っているそうです。
さて、3年生で私立の学校を受験する人の出願が終わりました。
大学の入学試験も真っ盛りという時期でもあります。
先日、ある大学の先生が書いてある文章を読みました。
大学の入学試験では90分間という試験時間のテストもあります。
高校入試ではあまりそんなことはありませんが、大学の試験などには、一定の時間がたてば退出してよいというところもあります。
何人かの受験生が退出していくときに、ある受験生が、さっとティシュを取り出し、自分の机の上の消しゴムのかすを集めて、ティシュにおさめ、立ちあがって目礼をしてから、静かに教室を出て行ったそうです。
その先生は思わず、その受験生の答案に書かれた名前を確かめられたそうです。
消しゴムのかすをそのままにしておくのも、きれいに片づけて席をたつのも本人の自由です。
今の世の中を見ていると、自分さえよければいい、自分の立場を守ろうとする、そのために他人はどうなっても構わないと思っている人が多くなっているように思います。
確かに、人間はしんどいことから逃げたい、面倒なことはしたくない、自分中心にいきようという傾向があります。
しかし、人間らしく、よりよく生きるということは、このような傾向と闘うことでもあります。
したくても、してはいけないことはしない、したくなくても、すべきことはする。
安易に流れやすい自分と闘い、面倒でもしようとする気持ちを持つこと、それがみんなを人間として成長させます。
最後に、毎回言っていますが、健康管理には十分気をつけてください。