思いを受け継ぎ、日々大切に生きる
- 公開日
- 2022/01/17
- 更新日
- 2022/01/17
できごと
今から27年前の今日、1月17日午前5時46分に突如として起こった、後に阪神・淡路大震災と言われる大災害により、家屋の倒壊、大規模火災、電気・ガスなどのインフラの崩壊などにより、多数の人びとが無くなりました。その後も多くの人が仮設住宅での日々を余儀なくされました。
「地震に負けない強い絆をつくり、亡くなった方々のぶんも毎日を大切に生きていこう」と、人びとを勇気づける歌ができました。壊滅的な被害からの復興へ、小さいながらも希望を持ちながら、また頑張っていこうと、新しい街が姿を見せ始めました。
しかし、家族や友人を亡くされた人の思いは、何年たっても、癒えるものではありません。あの笑顔、あの声、忘れられない、もう一度会いたい……。
あの時の街が何事もなかったような風景になっても、風化することなく、震災を記憶にとどめるために、歴史上のできごとにならないように、今年は「忘れない」という思いを込め、追悼のつどいで「忘」の形に灯籠が並べられました。
いつ起こっても不思議ではない、未曾有の大災害。今はもう、体験したことのない人が半数を超えるほどになりましたが、「災害に負けない、コロナに負けない強い絆」をつくり、亡くなった方々のぶんも毎日を大切に生きてなければならないと思います。
写真提供: 神戸市