平成28年度 公立高等学校の入学試験について その2
- 公開日
- 2015/08/19
- 更新日
- 2015/08/19
お知らせ
『アドミッションポリシー』と『自己申告書』
きのう(8月18日)の夕方に、ある3年生の男子生徒が、玄関のインターホンを鳴らしました。何事かというと、「教室に宿題のプリントを忘れたので取りに来ました」とのことです。本当は、もっと早くに宿題を学校に忘れていることに気付いてほしかったのです。しかし、遅くなったとはいえ、そのことに気づき、宿題をやろうという思いに至ったことは、とても大切なことです。
「今まで、ちゃんと勉強をしていなかったので、できるところがまだまだ少ないです。でも、高校に進学したいので、これからはちゃんとしていきたいです」と、決意を述べてくれました。このような気持ちを聞くことができたことは、うれしいことです。
実はこの出来事は、公立高等学校の『アドミッションポリシー』と深く関わってくることなのです。自分自身の行動を振り返り、今後どのようにしていくのか、ということを彼は語ってくれました。これを文章で書き表すと、そのまま『自己申告書』の重要な骨子になります。高校は、そのような受験生一人一人の動向を知り、決意を聞きたいのです。
各公立高等学校は、アドミッションポリシーを発表しています。その中身はしっかりと読まなければなりません。自分が志望している学校は、どのような人材を求めているのか、自分はその求めに対して、どのような努力をしているのか、決意を持っているのか、真剣に考える必要があります。
自分の気持ちを語ることができた『彼』の今後に期待したいです。