学校日記

3/4_全校集会

公開日
2025/03/04
更新日
2025/03/04

お知らせ

校長先生のお話 『有終の美を飾ろう』

 おはようございます。
この(土)(日)くらいから暖かさを
感じるようになってきました。

みんなはどうですか。
3年生は入試が全部終わるまでは温かさを
感じる暇はないかもわかりません。

 ところで、正門の桜のつぼみが少し膨らみ、
色好き始めているのに、気づいていますか。

 日本では、桜の花は別れと新しい出会いの象徴のような花です。
本校でも、卒業式の準備がそろそろ始まり、
3年生が登校してくる日は10日となりました。
 また、今年度の修了式までは残すところ17日となりました。

 今週から3月がスタートしてますが、
3月は1年間の総まとめの月です。
みんなは、昨年の春、新しい学年に進級した時に、
学習や学校生活、部活動などで新たな目標を立てたことと思います。

 今、その目標にどれだけ近づいたでしょうか。
どの程度達成できたでしょうか。
ちょっと思い出してみてください。

 みんなは、「有終の美を飾る」という言葉を知っていますか。

 「有終の美」とは、中国で最も古い詩集の中にある
「初め有らざるなし、よく終わりある少なし」という
言葉が語源となっているそうです。

かいつまんで言うと
「初めは、誰もが計画を立てて一生懸命に頑張るが、
それを最後までやり遂げる人は少ない」という意味です。
今年度は、あとわずかの日数ですが、
みんなには、自分で立てた目標や計画の実現に向けて、
最後まで全力で取り組み、努力を続けてほしいと思います。
 たとえ、100%達成できなくても、
諦めないで最後までやろうとする気持ちや努力が、
次に何かに取り組むときの力になり、
次の目標達成に向かう原動力になると私は思います。

 3年生の約半数の人の進路が決まり、
羽を伸ばしている人もいると思いますが、
「早く卒業していってほしい3年生」ではなく、
「もう少し学校にいてほしい」といわれるような
先輩であってほしいと思います。

 下級生から尊敬され、あこがれる先輩として
「有終の美」を飾って卒業していってほしいと心から願っています。