12月20日(月)全校集会
- 公開日
- 2021/12/20
- 更新日
- 2021/12/20
お知らせ
(教頭先生のお話)
今週金曜日は2学期の終業式が行われます。3年生にとっては、入試まで、あとひと踏ん張り、体調管理を怠らず志望校合格に向けて受験勉強を進めてください。1・2年生にとっても3学期は来年度に向けた準備期間となります。短いですが、冬休みの課題をしっかりやって提出期日に遅れないようにしてほしいと思います。
「勉強ってなんで、せなあかんのやろうか?」誰もが思う疑問です。先生自身も中学生のときは同じように思っていました。今、この疑問に答えるとするならば、それは、将来幸せに生きるためであると思います。もちろん、この疑問に対する答えはこれだけではありません。人それぞれに違うでしょう。中学を卒業して就職するよりも、高校を卒業して就職するよりも、大学を卒業して就職する方が会社からもらえるお給料は増えます。さらに勉強していろいろな資格を取ることで就ける職業も増えます。
教頭先生は、高校生のときに中学校で社会を教える先生になりたいと夢を抱きました。先生になるためには教員免許状という資格を大学でとらなければなりません。そして、大学に合格するためには社会科だけではなく、国語や数学、理科、英語といった直接は社会科の先生になるためには関係がないと思われる教科が試験科目にあります。中学生の時は、「なんで英語なんか、どうして数学なんか勉強せなあかんねん。」と思っていましたが、そんな疑問を抱きながらでも勉強を続けていてよかったと思いました。自分の夢をかなえるために必要だとわかってから勉強していては、大学に合格しなかったことでしょう。中学生のときに、こんな勉強なんか何の役にも立たないと思っていた勉強もいつ必要になるかわかりません。
人は、一人では生きていくことはできません。君たちが社会に出て、いろんな国や地域の人々、さまざまな年齢の人々とコミュニケーションをとって生きていくことになります。そのときに学生時代に受けた勉強は君たちの人生を幸せにしてくれる要因にしかなりません。学生時代の勉強がすべて君たちの人生に影響を及ぼすことはないかも知れませんが、現時点でこの勉強は無駄だと思うのは間違いです。先生自身も社会科の勉強だけでは、今のような仕事にも就いていませんし、今のような人生を送ることはできなかったと思います。
「勉強」の「勉」は努力すること。そこに「強い」という漢字がついている訳ですから、「勉強」は我慢強くしなければできないものが勉強です。誰でも嫌なのは当たり前。でも「勉強」は、将来のために我慢強くやらなければならないものなのです。
続いて生徒指導主事の先生より、先週からどの学年も懇談会が始まりいつもと違う雰囲気が続きます。だからこそ、集会で言ってきた「あいさつ」「言葉遣い」「相手への思いやりの言葉」を心がけてこの1週間の過ごしましょうと、お話がありました。
保健食育委員会からは、休み時間ごとに「教室の換気」をするので、ご協力くださいと連絡がありました。