（校長先生のお話）
　これは、ダイヤモンドの原石です。地中深くから掘り出されたダイヤモンドは、カットされ磨かれることで、みなさんの知っているキラキラしたダイヤモンドになります。このことは、私たちの生き方にもあてはまると思います。ここにいる皆さんは、今はダイヤモンドの原石です。そして、小学校や中学校、高校といった学生時代は、自分磨きをする時期に当たります。磨く場は、授業や部活動などの学校生活や家庭での生活を含めてたくさんあるはずです。様々な事に挑戦し成功や失敗を繰り返す中で、自分自身を磨いたり、友達と一緒に磨きあったりして成長していきます。
　では、次の写真を見てください。これは何でしょう？正解は炭（すみ）です。実は、ダイヤモンドと炭は元素記号で表すと同じ炭素（C）で表されます。何が違うのかというと、炭素同士の結びつきの違いだそうです。ダイヤモンドは、炭素原子同士が非常に強く結びついており、世界一硬い石でもあります。つまり、ダイヤモンドのように光り輝くには、磨くだけでなく、中身がぎっしりと詰まった状態にしなければなりません。毎日をただなんとなく過ごしていては、見せかけのダイヤモンドにしかなりません。例えどんな小さな目標でも構いません。昨日より少しでも自分にとって成長できることを選択して生活することで、密度の濃い時間を過ごし、硬く光り輝くダイヤモンドになってほしいと思います。
（生徒指導主事のお話）
　公立入試や学年末テストに向けて、放課後や休み時間などの時間の使い方について今一度見直してください。