（校長先生のお話）
　みなさんは、「ウサギとカメ」の話を知っていますか？
ウサギとカメが、山頂まで競争することになってスタートしたところ、ウサギはどんどんカメとの距離を離していきます。振り返るとカメとの差はとても広がっているのを確認したウサギは一寝入りしました。しばらくたって目を覚ましたウサギが、カメを追いかけましたが時すでに遅し。カメがウサギに勝利するというお話です。このお話から分かることは、「油断大敵」ということです。
　カメがウサギに勝った要因は、もちろん「ウサギが油断したから」ということもあります。でも、それだけではありません。ウサギとカメの大きな差は、カメは自分の目標である山頂を見失うことなく目指したのに対して、ウサギはゴール見ずに相手のカメを見て走ったことにあります。
　３年生は水曜日に公立高校の一般選抜入試に臨みます。試験会場では隣の席の人が賢く見えたりして気後れしてしまうことがあるかもしれませんが、周りの人を気にかけず、合格という目標だけを見て持てる力を存分に発揮してほしいと思います。
　１・２年生も、いい加減な態度で授業や部活動に臨んでいる人に影響されるのではなく、「自分は自分」とカメのように自らの目標に向かって進んでほしいと思います。

校長先生のお話の後、ソフトボールのクラブチームの一員として出場した夏の全国大会で３位の成績を残した３年生女子生徒に教育長表彰の伝達を行いました。