「南極授業」で南極の魅力満喫
- 公開日
- 2014/06/14
- 更新日
- 2014/06/14
お知らせ
6月14日(土)
本日は、全校生徒を体育館に集め、第53次南極地域観測隊と同行され、昭和基地で約3ヶ月に渡って活動された東野智瑞子先生(現、関西第一高等学校、中学校の理科教諭)を講師としてお迎えし、南極授業を受けることができました。
生徒の想像では、南極物語などの映像を通して知っている雪と氷に閉ざされたイメージが強かったようですが、昭和基地周辺の様子を映像を通して見ることで印象がずいぶんと変わったようでした。自然の厳しさは、いうまでもありませんが、そんな中でも屋外の実験で、
・タオルを数十回振り回すと凍りついて立つようになること。
・−30度の空気中に80度の熱湯を振りまくと一瞬にして細かい氷粒に変化すること。
・南極では菌が繁殖しないこと。
・2000年前のアザラシの死骸から栄養をもらってコケが生息していること。
などなど。また、厳しい寒さの中、野生のペンギンの生態や湖の水中植物の生態など、さらにオーロラや満天の星空など、様々な自然について映像を使って教えていただきました。
生徒の感想の中には、南極についてもっと知りたいと思ったり、一度でもいいので行ってみたいと書いている人がたくさんいました。
講演終了後は、各学級で「南極の氷」に水をかけ、数百年前の気泡が「パチパチ」と音を立て融ける様を観察しました。今日の授業を通して、自然の厳しさや不思議、偉大さ、素晴らしさを感じることができたのではないでしょうか。
東野智瑞子先生、本当に貴重な授業をありがとうございました。