今年もノーベル賞の授賞者発表が始まりました。スウェーデン王立科学アカデミーは昨日(5日)、物理学賞を3人に贈ると発表され、そのうちの一人が真鍋淑郎(90歳)さんでした。愛媛県生まれで、東京大学大学院で博士号を取得後、1975年に米国籍を得て米国に在住。受賞の理由は地球の気候をコンピューターで再現する方法を開発し、気候変動(温暖化)予想についての研究分野での業績、世界の環境政策に大きな影響を与えたことが強く評価されました。90歳になっても元気にインタビューに答えている姿はとても素敵でした。
高校では来年度から新学習指導要領に沿った「探究型学習」に重点的を置いた学習内容が展開される新しい授業が始まるようですが、真鍋淑郎さんのように一つの研究に生涯をかける人生、そして、その研究が認められることってすごいことだと思いませんか。

ノーベル賞とはスウェーデンの発明家アルフレッド・ノーベルの遺言に基づき、物理学、化学、生理学・医学、文学、平和の各分野で「人類に最大の貢献をもたらした人々」に贈られる賞です。後に、経済学分野も追加され、今では６つの賞があります。受賞者には、賞金・賞状・メダルが授与されます。