従来、本校に「太鼓」が無かったため、近隣校に練習に行ったり、フェスタ本番の際には近隣校から運び込んだりと、大変な時間と労力を要していました。それが、本校に太鼓があることですべて解消されます。
　
　また、太鼓が本校にあることで、それに触れる機会も自然と多くなり、演奏者・鑑賞者のすべての生徒にとって、日本の伝統文化を身近に感じ、一層興味関心を育んでいくことができるかと思います。
　
　特に、実際に演奏している生徒にとっては、達成感や成就感が大きく、自尊感情を大きく高めていくことに寄与してきました。この点においても、太鼓が本校にあることは、生徒の「心の育み」に良き影響を与えてくれるものと考えています。
　
　そして、本校を卒業生した太鼓演奏者の中には、引き続き地域の太鼓演奏活動でも練習を続けているものもおります。今後はそれが本校でも行えますので、太鼓の存在は地域に貢献する文化活動のひとつの核になることも考えられます。

　ただ、太鼓は、入札・落札の後からの受注生産ということで、今年度の柴中フェスタに間に合うかどうか非常に心配です。ぜひ秋のフェスタでは、新しい太鼓の調べ、響きあいを聞きたいものですね。