本日の献立/9月11日(金)
- 公開日
- 2015/09/11
- 更新日
- 2015/09/11
給食
献立名 ・みそカツ
・ちくわと野菜の煮もの
・キャベツのごま酢あえ
・プチトマト
・すまし汁
・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 791kcal、たんぱく質26.9g、脂質 22.6g
☆みそ(八丁みそ)☆
みそは、古代中国の塩蔵発酵物である「醤(ひしお)」や、大豆や穀物などを発酵させた「豉(くき)」が由来であるとされ、それが飛鳥時代に日本に伝わり、独自に発展したものと考えられています。「大宝律令(701年)」に「未醤(みしょう)」という発酵食品が記録されており、これが「味噌(みそ)」につながっていると推測されています。当初は、貴族や僧侶に珍重されるほどの高級品でしたが、室町時代になって政府の奨励によって、豆類や穀類の生産量が増えたため、みそづくりも盛んになり、一般庶民にも広まりました。その後、豊臣秀吉の時代になって、茶の湯が流行したことにより、懐石料理でみそが使われるようになり、みそ料理の基礎が出来上がりました。そして、1626年に伊達正宗が、当時、戦陣食として重要と考えられた軍事用のみそを作るため「御塩噌蔵(おえんそぐら)」と呼ばれる日本で初めてのみそ工場を仙台で設立し、大量生産を可能にしました。
みそは、日本の各地方の気候、風土により、様々な種類のものがつくられていますが、麹の原料で分けると、米みそ、麦みそ、豆みそに分けられます。「八丁みそ」は、このうち、大豆と塩だけでつくった「豆みそ」になります。愛知県岡崎市八帖町を主産地として、同市にある2件のみそ会社の登録商標になっています。3〜5年かけて熟成させてつくる赤褐色で光沢のある辛みそで、保存性が高く、濃厚な旨味と渋みがあります。
今日の給食では、みそカツのみそだれに使っています。