学校日記

いじめを考える日(7/6)

公開日
2020/07/06
更新日
2020/07/06

校長より

 本日は、いじめを考える日です。少し長くなりますがマーガレット・サッチャーの言葉をそのまま引用させていただきました。


「お金持ちを貧乏にしても、貧乏な人はお金持ちにはなりません。」
         マーガレット・サッチャー(イギリス初の女性首相)

 自分の手の届かないものに関して、一般的に抱く感情としては、羨望・嫉妬(しっと)・妬(ねた)みのいずれかです。

 羨望(せんぼう)に関しては「あの人はうらやましい」「あの人みたいになりたい」という好意的な感情なのでいいのですが、問題は残り2つの感情です。

 嫉妬や妬みは自分自身を疲弊させる感情です。

 根が素直な人ほど、嫉妬や妬みなどのネガティブな感情が芽生えると途方(とほう)に暮れてしまうでしょう。相手への感情はもちろん、そこに自分に対する情けなさも加わるからです。

 大体が「自分の器の小ささ」や「自分の心の黒さ」に戸惑い幻滅するのです。ですが、どんな人間にも嫉妬や妬みという感情は多かれ少なかれあります。

 ただ、それらのネガティブな感情は決して物事をいい方向には進ませないことは、経験上、誰もが感じているはずです。

 この感情を無理に抑え込ませようとすると、そこに拒否反応が出てきます。

 何度か書いていますが、自分の心を守るのは、あくまでも自分だということを忘れてはいけません。自分の中に沸き起こった感情を受け止めたうえで、自分の中できちんと納得をすべきです。

 では、実際にはどのようにすればいいのでしょうか?

 よく「無視すればいい」「関係ないと思えばいい」と言う人がいますが、そんなことをしても効果がありません。

 無意識になるように意識するということなので、根本的な解決にはなっていないのです。仮に、その場は上手くいったとしても、近いうちにまた同じ思いに悩まされます。解決していないわけですから。

 だからこそ、しっかりと解決することが必要となります。

 まずは、その心の本質を見極めましょう。

 嫉妬や妬みという感情の根本にあるのが「羨ましい」という気持ちです。「自分もああなりたい」という思いと、「でもあんな風になれない」という思いのバランスが取れていないのです。

 そこで、客観的に考えてみましょう。

 あなたが「羨(うらや)ましい」と思った人が、仮にそのものを失ったとしても、あなたに幸せが来るわけではないのです。

 ここがよく勘違いされやすいところだと思うのですが、嫉妬や妬みというのは、対象となる人物が不幸になることを無意識で望みます。

 でも、その人が不幸になったからといって、あなたが幸せになる保証はまったくありません。

 ということは、「不幸になればいい」と思う感情を持っている時間がもったいない。

 あなたが無意識で望んだように相手が不幸になったとして、あなたに何が得られるのでしょうか。

 自分の幸せは、他人の不幸によって作られるものではありません。
 自分で見つけて自分で育てるものです。

 最初から何も生み出さない感情に心を向けるよりは、自分のためになることに時間を使った方がはるかに有意義です。
これは、お金に関しても、人間関係に関しても、恋愛関係に関しても言えることです。

 お金であれば、「あの人が貧乏になっても、自分にお金が来るわけではない」

 人間関係であれば、「あの人が嫌われても、自分が好かれるわけではない」

 恋愛であれば、「あの人が別れたとしても、自分と付き合うわけではない」

 ただでさえ、時間は限られているのです。自分の未来は自分で作り出すもの。他の人に負の感情を抱く時間があったら、自分の将来のために何ができるのかを考えてみましょう。