学校日記

全校集会(1/15)

公開日
2024/01/15
更新日
2024/01/15

校長より

 本日は雨のため放送での集会となりました。

 賞状の伝達もありました。

 なぎなた 大阪市 優勝
 
 おめでとう。これからも頑張ってください。

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 さて、本日のお話です。
 
 始業式でもお話しましたが1月1日の能登半島地震で考えさせられることが多くあります。その一つを29年前の1月17日に発生した阪神淡路大震災の時、兵庫県庁の職員として対応された方の体験談から引用します。

 震源に近い芦屋市でのことです。芦屋市の避難者は2万人もいました。(人口は9万人弱)食料だけで朝昼晩ごとに2万食用意しなければいけません。おにぎりを一人1個としても6万個です。震災すぐの段階では1回の食事に最低2万個のおにぎりが必要なところ千個しか届きませんでした。さて、みなさんが職員ならどうしますか?

 職員の方は2つの案を考えました。「千を2万に分ける。」もしくは「一番必要な人から順に千個配る。」そして、その答えはどちらにも膨大な時間がかかるので「どこの避難所の誰でもいいから素早く千人に渡す。」でした。

 初めの2つ案は「平等」に思えます。でもその「平等」が「最悪」を生むというわけです。

 震災直後の数日間、避難者が求めたものは、ひたすら「生きること」つまり「食料と水」そして寒さをしのぐ「毛布」でした。

 避難所に備蓄せれている食料はすぐに底をつきます。自分の身はまず自分が守ることを忘れないでください。いつ起こるかもしれないという「心構え」と「備え」が必要です。