学校日記

3/21 令和6年度 修了式

公開日
2025/03/21
更新日
2025/03/21

学校生活・お知らせ

本日、修了式を行いました。
各学年、修了証が手渡されました。
4月に良いスタートが切れるように、準備しましょう。

  校長講話(要約)

 令和6年度も、今日の修了式をもって終わりになります。学年が終わるこの時期に、自分自身の学習のこと、学校での生活や自分の言動などをしっかりと振り返ってください。そして、できていたこと、できていなかったこと、反省すべき点など自己評価をしてみてください。そのことを次の学年に生かしていってほしいと思います。
 今日は、みなさんに「凡事徹底」という言葉を紹介したいと思います。凡事徹底(ぼんじてってい)とは、誰にでもできるようなこと、当たり前のことを、人がまねできないほど徹底してやり続けるということです。そうすることで、最終的には非凡な成果をもたらすともいわれています。
 この凡事徹底を座右の銘とされていた、自動車用品販売会社イエローハット創業者の鍵山 秀三郎さんの言葉を紹介します。この人は掃除、とくにトイレ掃除を熱心に取り組まれ、それを徹底して続けられてきた方です。
 「私がいままで歩いてきた人生をひと言で表現すると、凡事徹底。つまり、誰にでもできる平凡なことを、誰にもできないくらい徹底して続けてきたということに尽きます。人が見過ごしたり、見逃したり、見捨てたりしたものをひとつひとつ拾い上げ、価値を見出す。やれば誰でもできる平凡なことを徹底して、そのなかで差をつける。そんな信念を持って、いままで生きてきました。
 ともすると人間は、平凡なことはバカにしたり、軽くあしらいがちです。難しくて特別なことをしなければ、成果が上がらないように思い込んでいる人が多くいます。そんなことは決してありません。世の中のことは、平凡の積み重ねが非凡を招くようになっています。いつも難しくて大きなことばかりを考える人は、失敗したり続かなかったりして元へ戻ってしまうことが多いものです。できそうにない特別なことばかり追いかけるよりも、誰にでもできる平凡なことを少しずつでも積み重ねていけば、とてつもなく大きな力になることを知るべきです。平凡なことを徹底して続ければ、平凡のなかから生まれてくる非凡が、いつかは人を感動させると確信しています。」
 凡事徹底を実践していた元メジャーリーガーのイチロー選手は,「高校生活の3年間、1日にたった10分ですが、寝る前に必ず素振りをしました。その10分の素振りを1年365日,3年間続けました。これが誰よりもやった練習です。」と彼は語っています。
また、イチロー選手は「小さいことを重ねることが、とんでもない所に行く、ただ一つの道」とも言っています。
「凡事徹底」この言葉を覚えておいてください。そして、時間を守る、家庭学習を行う、掃除を丁寧にする、本を毎日読む、家でお手伝いをする、1日1回は感謝の気持ちを持つなど、自分の夢や目標に向けての取り組みを行ってほしいと思います。
 最後になりますが、明日からの春休みの生活においても、規則正しい生活を心がけ、4月からよいスタートが切れるように、体調の管理、時間の管理をおこなってください。
 それでは、4月8日の始業式には、2年生、3年生になったみなさんの元気な姿を見せてください。楽しみにしています。