2/9 全校集会
- 公開日
- 2026/02/09
- 更新日
- 2026/02/09
校長より
本日の全校集会は、賞状の伝達(剣道部女子団体)と校長講話を行いました。
校長講話(要約)
今日は、スピードスケート界のレジェンド、清水 宏保さんの話をしたいと思います。
清水さんは、1998年の長野オリンピックで500mに出場し、日本のスピードスケート選手として初めて金メダルを獲得しました。さらに1000mでも銅メダルを獲得し、4年後のソルトレイクシティオリンピックでは500mで銀メダルを獲得しています。世界記録も4度更新し、世界最速のスプリンターとして活躍しました。
しかし、清水さんの身長は162cmと、スピードスケート選手としては小柄な体格でした。競技を始めたころには、「身長が低いから向いていない」、「体格的に不利だ」と言われることも多かったそうです。
スピードスケートは、長い脚と大きな体で、力強く滑る選手が有利だと考えられてきました。当時の常識では、清水さんの体格は明らかに「不利な条件」だったのです。
それでも清水さんは、そこであきらめませんでした。「長い脚はないが、誰よりも低い姿勢で滑走できる。」、「体が小さいからこそ、スタートやカーブで速く動ける。」と、自分の体を生かした滑走法を考え、低い姿勢を保つ滑りや、爆発的なスタートダッシュを徹底的に磨きました。周りと同じことをするのではなく、自分に合ったやり方を突き詰めた結果、世界のトップ選手たちが真似できない「清水宏保の滑走法」が生まれ、長野オリンピックの金メダルへとつながったのです。
清水さんは、「コンプレックスは、向き合い方しだいで強みにもなる」と語っています。誰にでも、「自分はここが弱いな」「ここが嫌だな」と感じる部分があると思います。でも、その弱さやコンプレックスを理由に、自分の可能性にふたをしてしまっていては、成長のチャンスを自分で手放してしまうことになります。
大切なのは、「自分には無理だ」と決めつけず、「自分には何ができるのか」、「どう工夫すれば、自分らしく力を発揮できるのか」と考えることです。人と比べるのではなく、昨日の自分、過去の自分と比べ、少しでも前に進めているか、成長できているかを大切にしてください。その積み重ねこそが、みなさん一人ひとりの確かな成長につながっていき、みなさんの未来を支えてくれるはずです。