2/16 全校集会
- 公開日
- 2026/02/16
- 更新日
- 2026/02/16
校長より
本日、全校集会を行いました。今回は、各委員会からの報告、賞状の伝達(美術部・個人)、そして校長講話を実施しました。
現在、2年生を中心に風邪等による欠席者が増えているため、集会はオンライン形式で行いました。
校長講話(要約)
さて、今日はハイポニカトマトの話をしたいと思います。1985年のつくば科学万博で展示され、話題になったトマトです。
トマトは普通、1つの種から20~30個の実をつけます。多くても60個ほどだそうです。しかし、植物学者の 野澤重雄 さんは、約1万7千個もの実をつけることに成功しました。
その方法は、バイオテクノロジーや特殊な肥料は一切使っていません。トマトの根のところに充分な酸素と栄養を含んだ水が流れる水槽で育てた水気耕栽培という方法で、普通のトマトの種から1万数千個の実をつけさせたのです。
トマトは、種の段階で自分の環境を判断するといわれています。水や肥料がどれくらいあるのかを感じ取り、「これなら大きく成長できる」と判断すると、どんどん成長するそうです。
野澤さんはその仕組みに着目しました。水も栄養も酸素も十分にある環境を与え、トマトに「どんどん成長しても大丈夫だ」と判断させ、本来持っている力を最大限に発揮させることで、1万7千個もの実をつけるトマトを育てることに成功しました。
野澤さんは、人間も同じで、「私はやればできる」と自分に言い聞かせることで、才能が開花し、思っていることができるようになると言っています。その反対に、「自分はできない」と考えてしまうと、その思い込みが心の中に入り込み、本来できることまでできなくなってしまいます。
心理学では、これを「自己効力感」といいます。その意味は、「自分はできる」と信じる気持ちのことです。心理学の研究でも、自己効力感が高い人、言いかえれば、自分の可能性を信じて努力する人ほど、粘り強く取り組み、結果が伸びやすいことが分かっています。
みなさん一人ひとりの中にも、まだ十分に発揮されていない力がたくさん眠っています。何かに挑戦したり、取り組んだりするときには、「私は、やればできる。」と自分に言い聞かせ、皆さんの中に眠っている才能を伸ばしていってほしいと思います。