平成29年度入学式式辞
- 公開日
- 2017/04/10
- 更新日
- 2017/04/10
学校行事
平成二十九年度 入学式 式辞
桜の花も顔を見せはじめ、ようやく春らしさが感じられる今日、274名の新一年生をこの緑中学校に迎えることができましたことを在校生全員と教職員一同、心からお祝い申しあげます。新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
また、本日ここに、平成二十九年度、第五十九回入学式を挙行いたしましたところ、ご来賓の皆様方には、公私何かとご多用のところ、ご臨席を賜り、このような高いところからではございますが、厚くお礼申しあげます。
さて、新入生の皆さん、今日からこの緑中学校の生徒としての新しい生活が始まります。皆さんはさまざまな不安と期待、そして新たな決意を胸に、今日のこの日を迎えたことと思います。
中学生は、基礎的な学力を習得し、基本的な生活習慣、そして常識やルールを守り社会で力強く生きていくための力を身につける責任があります。毎日の一つひとつの授業を大切にするとともに、宿題はもちろんのこと、自ら進んで予習・復習に取り組んでください。
また、生徒心得をしっかりと守り、挨拶や礼儀をきちっと身につけましょう。
部活動も楽しみにしていることでしょう。心身を鍛え、自分の技術や能力を伸ばしてください。新しい出会いもたくさんあります。
一生の友達を得るのは、中学校時代であることが多いといわれます。大いに友だちの輪を広げてほしいと思います。今、隣に座っている人、前に座っている人、そしてこの式場にいる入学生みんながあなたの仲間です。
ところで、桜の木は、花が散ってから若葉をつけることを知っていますか。その時期の桜を葉桜といいます。この葉には栄養分を作り出してくれる昆虫を鳥から守る役割があるのだそうです。もちろん花びらも人に美しく見せるためではなく、生きるために咲くのです。
皆さんも葉桜のように仲間を大切にする心を忘れず中学校生活を送ってください。そして満開の桜のように、どう見られるかよりも、どう生きるかに主眼を置き、この三年間でしっかりと生きる力を身につけてほしいと思います。
最後になりましたが、保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。今日から三年間、大切にお預かりし、卒業の時には、健康でたくましく、目標に向かって努力を惜しまず、責任ある考えと行動ができる人になるよう支援してまいります。
ご家庭におかれましては、基本的な生活習慣や家庭学習などについて、目をかけていただきたいと思います。なにとぞご理解とご協力をお願いいたします。
緑中学校の伝統ある標準服に身を包んだ皆さんの姿には早くも頼もしささえ感じます。これからの皆さんの活躍で緑中学校が一層盛り上がっていくことを心から期待して、本日の式辞といたします。
平成二十九年四月五日
大阪市立緑中学校 校長 平野常弘