学校日記

カルガモだより

公開日
2014/04/30
更新日
2014/04/30

カルガモだより

 中庭の観察池に建てられた鳥小屋で、じっとうずくまるカルガモの姿が見られました。カモが小屋を離れたすきに、小屋内を覗き込むと、小さな卵が産み落とされていました。待ちに待ったカルガモの産卵です。
 産卵期を迎えた生き物は、とても神経質になります。天候や外敵の心配が絶えません。大切な子孫を広い自然界に産み落とすわけですから当然ですね。そこで大切なのが、周囲が温かく見守ることです。頻繁に覗いたり、騒いだりと、刺激を与える過ぎるとカモは卵を温めることをやめてしまいます。カルガモは数日かけて複数の卵を産み落としたあと、孵化(ふか)の時まで約3週間、卵を温め続けます。
 かわいいヒナの顔を見れる日が楽しみですね。そっと見守ることにしましょう。