学校日記

校長先生の話【沖縄の戦い】

公開日
2013/06/27
更新日
2013/12/16

集会

本校の朝礼では校長先生から様々な話があります。今週月曜日の朝礼であった内容をご紹介させていただきます。

「6月23日(日)はどのような日か知っていますか?」そう切り出した校長先生の話は次のように続きます。今から68年前に太平洋戦争は終わりました。8月15日が終戦の日です。しかしそれよりも2ヶ月前、沖縄では多くの犠牲者を出して組織的戦闘が終結しました。のちに沖縄県ではこの日を「慰霊の日」と定めました。
 沖縄の地上戦では、女性や子ども赤ん坊、年老いた人の区別なく、多くの尊い命が失われました。日本で最も多くの犠牲者を出した戦場が沖縄です。
 今、日本は対外的にいろいろな問題を抱えています。また国会では憲法改正の議論が行われています。先の戦争で失われた多くの犠牲があり、「二度と戦争をしない国に」という思いで日本国憲法(平和憲法)が作られました。
 尊い犠牲のもとに、今の日本があることをしっかり考えてほしいと、校長先生はお話をされました。そして最後にこう締めくくられています。
「この憲法を守りながら安心・安全な国づくりが大切だと考えています。君たちはどうですか?銃や爆弾で人を傷つけることができますか?いまだに戦争はなくなっていません。赤ん坊や、小さな子ども達も犠牲になり、君たちの年頃の子ども達までが銃を持つ戦争は、正しいでしょうか。これからも平和について、よく考えていきましょう。」