入学式の式辞を掲載しました。ご覧ください。
式 辞
咲洲というの名のとおり、ポートタウン中の桜が咲き誇る、今日のよき日、本校の門をくぐられた92名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
この式場で、皆さんの入学を祝福し、見守っている代表だけでなく、一生懸命会場づくりをしてくれたたくさんの在校生、そして私たち教職員は、皆さんのご入学を心から歓迎いたします。
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新入生の皆さん、今日から南港北中学校の生徒としての生活が始まります。この3年間は、長い人生の中では、ほんのわずかな期間でしかありませんが、皆さんが、大きく成長し、身も心も大人へと脱皮していく 大事な時期であり、意味のある3年間です。
そこで、中学生になるにあたって、心がけてほしい大事なことを、三つお話したいと思います。
一つ目は、しっかり学習し、将来に向けての力をつけてほしいということです。皆さんには、将来の自分への責任があります。大きな木に育ち、立派な花を咲かせるためには、大地にしっかり根をはり、養分を蓄えなければなりません。中学校生活は、それをする場なのです。何も難しいことはありません。日々の授業を大切にし、予習、復習に、しっかり取り組むことです。
二つ目は、仲間づくりです。人間とは弱いもので、頑張ろうと思っていても、楽な方へ楽な方へと流されていきます。その時に、支えあい、励ましあえる仲間を作ってください。一人一人がその違いを認め合い、かけがえのない存在として大切にされ,温かい人と人との関係づくりが積極的にできる人間になってください。
三つ目は、失敗を恐れずに、チャレンジしよう、ということです。失敗をこわがって、何もしようとしない自分を恐れてください。そして、一度決めたことは、決してあきらめず、何かひとつでいい、自分で決めたことを、三年間貫き通してください。学習でも部活動でも、優秀な成績をあげることの前に、一日も休まなかった、一度も怠けなかった、一度も遅刻をしなかった。そういうことが大切で価値のあることなのです。その中でも、特に、部活動を三年間やり通すということは、すばらしいことです。みんな、ぜひ、何かのクラブに入って三年間続けてほしいと思います。
最後になりましたが、保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。卒業までの三年間、子どもたちが心身ともに、健全に、楽しい学校生活を送れるように努めてまいります。しかし、学校だけでは、その目標が達成できるものではありません。保護者の皆様の、ご理解とご協力をお願いいたします。学校と保護者の皆様が、子どもを育てる大人の責任として、協力し合うことが何より大切であると思います。
あわせて、ご来賓をはじめとする地域の皆様のお力添えも得まして、学校、保護者、地域の三者が一体となってこそ、子どもたちの健やかな成長が実現するものと考えております。どうかよろしくお願いいたします。
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平成27年4月2日
大阪市立南港北中学校 校長 田代晋司