本日、図書室開館しています。(毎週水曜日)
- 公開日
- 2022/02/02
- 更新日
- 2022/02/02
図書室より
こんにちは。学校図書館補助員の門野です。本日、図書館開館しています。本の貸出は、2/16までなので今日もいれて、あと3回になります。また、長期本を借りたままになっているかたは返却をよろしくお願いします。
さて、明日は節分です。豆まき、みなさんおうちでしますか?うちはもう大人ばかりで誰も喜ばないのでしないです。したことにして、年の数だけ豆を食べます。でも、年の数だけ豆を食べるのも多すぎて無理です。それも食べたことにします。そして、「恵方巻」の「丸かぶり」も年々つらくなってきました。一本は多すぎます。ここ何年かは鬼を追いやる気力にかける節分です。さて、「鬼は外、福は内」に話を戻します。「鬼は内、福も内」といって豆まきする地方があるのを知っていますか?『にっぽんオニ図鑑』という本にのっていたのですが、群馬県藤岡市鬼石というところの「鬼恋節分祭」では、「鬼は内」なんだそうです。地名にちなんで節分で全国で追い出された鬼を迎え入れようとする鬼に優しいお祭りなんだそうです。『にっぽんオニ図鑑』では、全国のいろいろなオニが紹介されています。青森県弘前市には「鬼神社」があります。この「鬼」という字には上部の「ノ」がないのです。角がない優しい鬼ということです。この本では大阪の鬼も紹介されています。四天王寺の「元三太子堂」、「角太子」「鬼太子」として信仰を集めています。元三太子は実在した人で良原さんというお坊さんでした。人々を守るために鬼のような姿にとなり疫病神を追い払ったそうです。疫病神とは伝染病を広める神です。鬼の方が守る側です。この本の大阪の鬼の紹介の最後に、「大阪でオニといえば京都大江山にいた酒呑童子の一味、茨木童子も有名ですね。」とあります。そこで『日本の民話16大阪の民話』という本をみてみました。すると、ありました。茨木童子のお話。恐ろしいはずの
茨木童子のかわいそうで優しくて切ないお話にほろっとしてしまいました。たった5ページのお話なのに泣きそうになりました。まあ、こんなに優しい鬼が多いのなら、中途半端な節分で少しくらい家に鬼がいたままでもいいのかなと思いました。 門野