学校日記

本日。図書室開館しています(毎週水曜日)2月9日分

公開日
2022/02/10
更新日
2022/02/10

図書室より

こんにちは。学校図書館補助員の門野です。みなさん、本の返却ありがとうございます。返したのに!借りている本と違う!ということもあったと思います。申し訳ありません。バーコードリーダーでうまく読み取れていない時があるのです。訂正しますので、お手数ですが教えていただければと思います。すでに、言いにきてくださったかたありがとうございます。さあ、本の貸出は今日と来週だけになりました。
さて、私は今、ジョーン・エイキンの、『ウィロビー・チェースのオオカミ』から始まるシリーズにはまっています。主にダイドーという少女の冒険物語です。ダイドーははじめ、わき役で出てくるのです。こまっしゃくれた悪がきです。冒険しながら思わずしらず人助けをします。助けた相手から感謝されても、「誰かのためにしたんじゃなくて、その時にできる最善のことをしただけだよ。」ってすごいかっこいいんです。ダイドーがどんどんいいこになっていくっていうのではなくてダメなダイドーの部分もちゃんと残っているのがいいのです。とこれだけ話しておきながら、実はこの本、中中(なかちゅう)図書館にはない本です。何でない本を?って思いますよね。でも、始まりはこの場所なのです。中中図書館に新しく入った本でした。去年に一度紹介した『しずくの首飾り』という本です。北風からもらったしずくの首飾りをかけているローラのお話、空飛ぶアップルパイの話、卵から帰った家の話などふしぎと驚きに彩られた物語です。影絵のようなイラストも美しいのです。ジョーン・エイキンの他の本も読みたくなって東住吉図書館にいきました。そして『ウィロビー・チェースのオオカミ』から始まるダイドーの冒険シリーズにであったのです。『しずくの首飾り』は、日本で最初に出版されたのは1975年です。私がこともの時にはもうあった本だったのです。2019年に再出版された本で昨年図書館に入ってくれたのです。長い間、私を待っていてくれてありがとう!です。このように図書館は思いものよらない出会いをくれる場所です。そして、時間を飛び越えさせてくれる場所だと思うのです。エイキンの本は中中図書館にもう一冊あります。『月のケーキ』という短編集です。こちらはちょっとビターなんですが心にしみます。突き放される結末の物語もあるのに嫌な感じはしないのです。門野