本日の献立/1月12日(木)
- 公開日
- 2017/01/12
- 更新日
- 2017/01/12
・今日の給食は?
献立名 ・サーモンチーズフライ(とんかつソース)
・スパゲッティソテー
・だいこんとコーンのドレッシングあえ
・金時豆のグラッセ
・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 838kcal、たんぱく質 26.1g、脂質 24.1g
☆バター(牛酪)☆
バターの歴史は古く、紀元前3500年ごろのメソポタミアの石版に牛乳を搾ってバターらしきものを作っている人の姿が描かれており、また、聖書にも多くの記述が見られるそうです。ヨーロッパで盛んにつくられるようになったのは、12世紀ごろといわれています。日本へは牛乳を煮詰めてつくった「蘇(そ)」というものが8世紀ごろに伝わり、つくられていましたが、これがチーズやバターに近いものだったとされています。その後、江戸時代には8代将軍(1716〜45)であった徳川吉宗(1684〜1751)がオランダの獣医に勧められて白牛を飼って試作したとされ、「ぼうとろ」や「白牛酪(はくぎゅうらく)」と呼ばれてわずかに生産されていたようです。本格的につくられるようになったのは明治時代になってからで、福沢諭吉が1870年(明治3)に刊行した「肉食之説」にもバターのことを「消化を助ける妙品なり」として紹介しています。そして、1872年(明治5)に、東京の麻布の農場で試験的につくられるようになり、1885年(明治18)ごろから工場での生産が始まりました。
製造法で分けると、特有の香りと風味のある「発酵バター」と、くせがなくミルクの甘さを感じさせる「未発酵バター」があり、日本で流通するものはほとんどが未発酵バターです。また、それぞれ食塩を添加した「有塩バター」と、食塩を添加しない「食塩不使用バター」があります。食塩不使用といわれるものは、以前は無塩バターと呼ばれていましたが、原料のミルクにもともと含まれる塩分があるとのことで、現在は栄養表示基準により「食塩不使用」の表示となっています。
バターは、空気、温度、光の影響を受けやすく、酸化したり、乾燥したりするため、保存する場合は密封して冷蔵庫などで5度前後の低温の暗所への保管が必要です。成分は、ほどんどが脂肪ですが、ビタミンAも多く含まれています。
今日の給食では、金時豆のグラッセに使用しています。
※明日(1/13)は、ビーフシチューがありますので、スプーンのご用意をお願いします。