学校日記

本日の献立/10月4日(水)

公開日
2017/10/04
更新日
2017/10/04

17今日の給食は?

献立名 ・豚肉のみそだれかけ
    ・枝豆
    ・筑前煮
    ・さといもの煮もの
    ・小松菜とはくさいのおひたし
    ・すまし汁
    ・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 751kcal、たんぱく質 31.0g、脂質 15.6g 

☆お月見☆
 今年の「お月見」は、10月4日です。これは、旧暦の8月15日の月を鑑賞する行事です。満月の日とも思われていますが、昔の天文学のためか誤差がみられ、実際の満月とは2日程度ずれることがあり、今年の場合、満月は10月6日になっています。この日の夜を「十五夜」、その月を「中秋の名月」と呼び、一年で最も美しいとしています。「中秋」というのは、旧暦では7月〜9月が秋となっており、その真ん中の日という意味です。「仲秋」と混同することもありますが、こちらは秋の中旬である8月のころを示し、7月は「初秋」、9月が「晩秋」というふうに分けられます。
 また、十五夜のあと月の出が少しずつ遅くなることから、16日はためらうという意味から「十六夜(いざよい)」、17日の月は立って待つという意味で「立待月(たちまちづき)」、18日は家で座って待つ「居待月(いまちづき)」、19日は寝て待つ「寝待月(ねまちづき)」、20日は夜が更けないと出てこないので「更待月(ふけまちづき)」など他の日にも呼び名があり、昔から月に対して親しみを感じていたことがわかります。
 月見の風習は平安前期の貞観年間(じょうがんねんかん/859〜877年)に中国から伝わったとされ、延喜(えんぎ)19年(919年)には、日本独特の十三夜(旧暦9月13日の夜)の月見も催されるようになりました。当時は、貴族社会での行事で、歌や音楽を楽しみ酒を飲むといったものでしたが、室町時代の後期には月を拝み、お供えをするといった行事に変化していったようです。一般庶民にも広がりを見せたのは江戸時代になってからのようで、季節の収穫物であるサトイモや、団子をお供えするようになりました。供え物の団子は、関西ではサトイモの形にしたもの、関東では球形のものが使われますが、そのころから違いがあったようで、江戸時代後期に喜田川守貞(きたがわもりさだ)が、当時の風俗などを記した「守貞漫稿(もりさだまんこう/1837年〜)」にも記載されています。
 今日の給食では、お月見の日に因んで、さといもの煮ものを献立に加えています。