献立名　・白身魚の野菜あんかけ
　　　　・厚揚げとじゃがいもの煮もの
　　　　・焼きかぼちゃ
　　　　・はくさいのおひたし
　　　　・ごはん、牛乳
栄養価　エネルギー　797kcal、たんぱく質28.6g、脂質 18.9g

☆だし(出汁)☆
　だしというのは、魚介類や肉類、野菜、海藻、きのこ類など様々な食品などからその旨味(うまみ)や香りを抽出したもので、日本ではおもに昆布やかつお節、けずりぶしなどを煮だしたものが和風だしとして和食の基本となっています。
　現在のようなだし汁の使用が始まったのは室町時代と考えられ、江戸時代前期あたりの書物に「だし(出汁)」という表記が見られるようになったそうです。そしてこれが日本料理のおいしさの源となって発展してきました。今では、和食が無形文化遺産となり、そのおいしさが認められ西洋料理でも取り入れられるようにもなってきています。
　ただ、出汁をとるには少し時間と手間がかかるため、最近ではうま味調味料を使用することが多くなり本来のだしを敬遠しがちになっているようです。
　給食ではその伝統を守るためにも和風のだしについては、うま味調味料は使用せずに、昆布や削り節、煮干しなどを使用して煮だしただし汁を使用しています。これはみそ汁やすまし汁といった汁ものだけでなく、今日の給食にある「野菜あん」や「煮もの」などに使用するだし汁についても献立ごとにだしをとって調理しています。