第78回卒業証書授与式☆式辞
- 公開日
- 2025/03/14
- 更新日
- 2025/03/14
お知らせ
式 辞
やわらかな光の中で、大地の鼓動が確かな春の訪れを伝える今日、この佳き日に、第七十八回卒業証書授与式を挙行できることを、心より厚く感謝申し上げます。
卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。また、本日は保護者の皆さま、ご来賓の皆さま、多くの方々にご臨席を賜り、心より御礼申し上げます。
まず始めに、今日という卒業の日を迎えられた卒業生の皆さん、そしてその成長を支えてこられた保護者の皆さまに、心からお祝い申し上げます。また、地域の皆さま。これまで熱意をもって指導してくださった先生方にも、改めて感謝申し上げます。
さて、皆さんにとって、この加美中学校で過ごした三年間は、どのような日々だったでしょうか。授業に取り組んだ時間、友達と過ごした何気ないひととき、熱中した部活動、運動会や文化発表会、修学旅行などの学校行事…皆さん一人ひとりが、それぞれの場面で全力を尽くしていました。その姿は本当に立派でした。
その日々を通して、仲間の大切さや、最後まであきらめない心、そして挑戦する勇気など、たくさんのことを学んできたことでしょう。そのすべての経験が、これからの人生を力強く生きる糧となるはずです。
ここで、皆さんに先日のアメリカメジャーリーグでアジア人初の殿堂入りを果たしたイチロー氏の言葉を紹介したいと思います。殿堂入りは非常に栄誉あることですが、彼は満票での選出が期待される中、1名だけが彼に票を入れませんでした。普通であれば「満票でなかった」ことを悔しく思うかもしれません。しかし、イチロー氏はその結果を受けて、こう語っています。「やっぱり不完全であることはいいなあ。生きていくうえで、不完全だからこそ進もうとできる。」
この言葉には、自分の限界を決めず、常に成長し続ける姿勢が込められています。そして、この言葉から私は、皆さんに「大いなる不完全たれ」というメッセージを贈りたいと思います。
不完全であるということは、これからさらに成長できる可能性を秘めているということです。中学校を卒業することでひとつの区切りを迎えますが、ここはゴールではなく、新たなスタートラインです。これから先、何度も困難が訪れるでしょう。そのたびに「自分はまだ完成していない」と思い、さらなる成長を目指して歩みを進めてください。
また、皆さんがここまで成長できたのは、自分一人の力だけではありません。家族や先生方、そして周囲の人々の支えがあったからこそです。そのことに感謝の気持ちを忘れず、これからも「不完全である自分」を受け入れ、挑戦し続けてください。皆さんの未来が希望に満ちたものになることを心から願っています。
最後になりますが、卒業生の皆さんの新たな旅立ちにエールを送りつつ、保護者の皆さま、ご来賓の皆さま、そして地域の皆さまの今後ますますのご健康とご多幸をお祈り申し上げ、式辞といたします。
令和七年三月十四日 大阪市立加美中学校
校長 谷塚 高雅