学校日記

第78回卒業証書授与式☆祝辞

公開日
2025/03/14
更新日
2025/03/14

お知らせ

                   祝 辞
 卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。卒業生の保護者を代表して、一言ごあいさつをさせていただきます。
 保護者の皆様、お子様が生まれた時の感動、成長を見守る喜び、もちろんそれだけでなく、不安や葛藤も数えきれないぐらい感じてこられたことと存じます。本日、義務教育修了という大切な節目を迎えられました事、心よりお慶び申し上げます。
 そして、子ども達が無事、中学三年間の学業を修め、加美中学校を巣立ち羽ばたいてゆく今日の良き日を迎えられたのも、日々熱心にご指導くださった谷塚校長先生を始め、教職員の方々のおかげと心より感謝しています。
 また、本日ご来賓としてご列席くださいました地域の皆様、ラブウィークや夜間巡視の活動などで、暑い日も寒い日も加美中の生徒を支え見守ってくださり、深く感謝いたします。本当にありがとうございました。
 さて、卒業生の皆さん。皆さんの生きている今はコロナ禍があり、入学する少し前に始まったウクライナ戦争、その後イスラエル・ガザ地区でも戦争がおき、多くの人々が亡くなる信じられない状況が今も続いています。また、SNSが普及して「フェイクニュース」・真偽不明の情報が拡散され人々が傷ついています。予測不能で変化の激しい時代をどう生きればいいのか。私たち大人もみんな悩みを持っています。
 こんな時代だから、みなさんには「自分の信じる」力をつけてほしいと思います。自分を信じることは簡単ではありませんがいくつかコツがあると思います。まず、ひとつは自分の成長を感じる方法を見つけるという事です。私自身、中学校時代野球部で一度も試合に出ることができませんでした。「試合に出るまではやめられない」と高校でも野球を続けました。次はヒットを打ちたい、次はホームラン、次はつぎはと小さな目標を追いかけました。実現できたこともあれば、できなかったこともあります。また、人と比べれば全然うまくはありませんが、過去の自分よりできることが増えたと実感することができました。私の場合は野球でしたが、皆さんも「過去の自分をこえられた」と思える、それぞれの物差しを見つけてほしいと思います。
 もう一つは、【自分にうそをつかないこと】です。自分を認めさせたい。よりよく見られたい。これだ誰にでもある勘定で、そのために自分に嘘をついてしまうことがあります。いちどついた嘘は、ばれないようにするために、さらに噓をつくことになります。嘘が何重にも重なっていくどんどん「自分を信じる」ことができなくなってしまいます。これを防ぐためには、噓をつかなくても大丈夫な一緒に居れる人を見つけてほしいと思います、家族、ここにいる同級生、友達、たくさんいなくても大丈夫。もういる人はその関係を大切にしてほしいと思います。誰か一人でもそんな人が見つかれば、どんな自分でも受け入れる強さが備わると思います。そんな「自分を信じる」力がある人は、自分も他人も大事にすることができる人になれるはずです。その輪が広がれば、優しく豊かに社会は変わっていけると思うわけです。
 満点の中学生活だった方、悔しくしんどかったという方、一人ひとり様々な思いがあったことと思います。これから先少しでも気にかけたほしいのは、先生方も我々保護者も地域の方々も、新しい道を進んでゆく皆さんを応援しているという事です。卒業生の皆さんのこれからの人生が「自分を信じ」自分も他人も豊かなものにしていける事を祈念いたしまして、私からのお祝いの言葉とさせていただきます。
                      2025年3月14日
                       大阪市立加美中学校
                       PTA会長 小川 陽太