広島原爆の日
- 公開日
- 2021/08/06
- 更新日
- 2021/08/06
お知らせ
今日、広島に原爆が投下されて76年となる『原爆の日』を迎えました。
広島市平和記念公園では朝から広島平和記念式典が行われ、原爆が投下された8時15分、参列者全員で黙とうを捧げました。
記念式典では、広島市に住む小学生から平和への誓いのスピーチがありました。
私たちには使命があります。
あの日、広島で起きた悲惨な出来事。そのことを知り、被爆者の方々の思いや願いを聞き、考え、平和の尊さや大切さを、世界中の人々や次の世代に伝えなければならないのです。
1945年8月6日午前8時15分。
赤く燃え、真っ黒に焼け焦げてボロボロになった広島の町。
「兄が死ぬより、わしが死んだ方がよかった。」、大切な人が亡くなった悲しみと生き延びた者の苦しみには終わりがありません。
心に深く傷を負った被爆者は、それでも前を向き、「僕ら若人の力によって、きっと平和な世界を築き上げてみせる。」と決意しました。
悲しみや苦しみを抱えながらも、被爆者の方々は生きることを決して諦めず、共に支え合い、広島の町の復興に向け立ち上がりました。
本当の別れは会えなくなることではなく、忘れてしまうこと。
私たちは、犠牲になられた方々を決して忘れてはいけないのです。
私たちは、悲惨な過去をくり返してはいけないのです。
私たちの願いは、日本だけでなく、全ての国が平和であることです。
そのために、小さな力でも世界を変えることができると信じて行動したい。誰もが幸せに暮らせる世の中にすることを、私たちは絶対に諦めたくありません。
争いのない未来、そして、この世界に生きる誰もが、心から平和だと言える日を目指し、努力し続けます。
広島で育つ私たちは、使命を心に刻み、この思いを次の世代へつないでいきます。
現在、新型コロナウイルスが世界中に蔓延し、人類への脅威となっており、世界各国は、それを早期に終息させる方向で一致し、対策を講じています。
当たり前だと思っていた日常はウイルスの脅威によって奪われたのです。
当たり前の日常は、決して当たり前ではないことに気付かされました。
心から平和だと言える日を迎えるために、私たちにできることってなんだろう。
一人でできることは多くないかもしれませんが、その思いが広がれば平和の輪を繋いでいくことができます。
あたりまえに過ごせる日常に感謝し、自分や周りにいる大切な人のためにできることを考えていきたいですね。