6月19日の全校集会
- 公開日
- 2017/06/19
- 更新日
- 2017/06/19
つぶやき
19日の中学校の全校集会での話
おはようございます。最近めっきり夜明けが早くなり、夕方は7時すぎまで明るくなってきましたね。今日の日没は19時13分ごろらしいです。明後日、6月21日は夏至です。
夏至って、どういう日か知っていますね。一年で一番昼の時間が長い日になります。
知っていると思いますが、夏至、冬至、春分、秋分は太陽と地球の位置関係で決まります。太陽の周りを公転している地球が、その軌道のどの位置にあるかで、夏至、冬至、春分、秋分が決まります。ところが、この日が、年によって違うというのも気づいていますよね。
夏至について調べてみると、2019年は6月22日になりますが、それ以降しばらくは21日で、2056年には6月20日になります。その後も基本的には21日だけど、ときどき20日になるというふうに計算されるそうです。
なぜこのようにずれるのでしょうか?
閏年が関係していることもありますが、そもそもは地球が太陽の周りを回るのがきっちり365日ではなく、平均で365.2422日だから、閏年を創る必要性が出てきているわけです。さらに、地球の自転が歳差運動をしていることや公転軌道が螺旋を描いていると言うことも関係していると言われています。
また、地球の自転も徐々に遅くなっているらしく、時々「閏秒」を挟んでいると言うことを聞いたことがある人も居るでしょう。ということは、どの瞬間の地球の位置を基準として測定するかで結果も違ってくると言うことです。なかなか難しいですね。
ちょっとややこしい話になりました。要は、人類がより正確にものごとを測れるようになったからです。科学や技術が進んだからすべてが解明されるのではなく、さらに疑問が出てくる。ここが科学や技術の面白いところだと思います。
すでに科学の偉人たちがいろいろと発見したかもしれませんが、まだまだ分かっていないことはたくさんあります。皆さんもがんばってすごいことを発見する余地は十分にあります。がんばってください。