11月20日の全校集会
- 公開日
- 2017/11/20
- 更新日
- 2017/11/20
つぶやき
20日の中学校の全校集会での話。
おはようございます。めっきり寒くなってきましたが、皆さんは大丈夫ですか? 来週には期末テストも始まります。気をつけて過ごしてください。
さて、先日、珍しく映画を観に行きました。ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜というものですが、皆さんはご存知でしょうか?
珍しく映画に行ってみたくなった理由は、2014年に田中経一さんの書いた、映画の原作となる「麒麟の舌を持つ男」を読んでとても感動したからです。今は文庫版が出て、タイトルも「ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜」に変わっていますが、なかなかスリリングで、読み応えがありました。
実は、映画の前に、コミック版も見つけたので、読んでみました。確かに、原作に沿って描かれてはいますが、見れば分かるように、分厚さが違います。読みやすいようにいろいろと省略されているところや変えられているところがありました。でも、本で読んだ時の満腹感が少し乏しい気がしました。ボリュームのこともあり、仕方のないことかもしれませんが、それなりに楽しめました。
で、先日、楽しみにして映画を観ました。話を2時間でまとめるのはかなり難しいだろうなと思っていましたが、かなり違う話に仕上がっていました。それもありかと、思いました。
何を言いたいのかというと、いい原作のものはコミック化や映画化されますが、その場合、必ずしも原作に忠実というわけではありません。忠実でなければならないということもないでしょうが、だったら、その違いを楽しむのも読書の味わいの一つかなと、提案したいわけです。
これまで、先に映画を観たり、コミックを観たりした人は、それだけで、その原作のことを知った気にならずに、是非とも原作にあたってみてください。文字の表現力はすごいですよ。ヴィジュアルとは違った良さがあります。
本とコミックを校長室前に置いておきますので、気になる人は読んでみてください。
話の後、賞状伝達を一件。「中学生の税についての作文」で、西成納税貯蓄組合連合会長賞をいただきました。