学校日記

6月9日の全校集会

公開日
2014/06/09
更新日
2014/06/09

つぶやき

 バドミントン部と技術部登山隊の賞状伝達を先に行いました。
 
 昨日の新聞などで話題になっている記事をご存知ですか? AKBの総選挙ではありません。
 横浜の中学三年生が修学旅行先の長崎の語り部として活動されている方に「死にぞこない」などの暴言を吐き、周りの生徒に向けて「笑え」「手をたたけ」などとはやし立てていたというものです。
 皆さんはどう思いますか?
 以前、今宮中学校の先生をしていた時、奈良の薬師寺に遠足に行きました。そこで、えらいお坊さんにお話をしてもらったことがあります。その時、最後にみんなで「合掌」をしたのですが、中にはふざけて手の甲どうしをあわせて合掌した生徒がいました。そのとき、えらいお坊さんは怒ることもせず、「それではふしあわせになります。きちんと合掌しましょう」と諭されました。引率した我々はとても恥ずかしい思いをしたのを覚えています。
 今回の記事はこの話以上に、きちんと事前学習もしてきたはずなのにこんなことが起きてしまったのはとても残念です。学を修める修学旅行の意義を考えると、この生徒はいったい何を学んできたのでしょうか。また、それをきちんと指導しきれなかった先生方にとっても悔しい、情けない、恥ずかしかったことと思います。
 残念ながら今でも中学生のいじめ事件があったり、自殺があったりしますが、そのたびに日本全国の先生方は改めて生命の大切さについて生徒に訴えてきているはずなのに、それが心に届いていなかった。とても残念なことです。
 皆さんがそれぞれ卒業してきた小学校でも、また今宮中学校でも生命の大切さや戦争の恐ろしさなどについて学習してきていると思います。
 今日、今一度、生命の大切さ、戦争の恐ろしさ、人の心の優しさなどについて自分の心に問うてみてください。あなた自身は大丈夫ですか? 自分の友達がこのような発言をした時、どう行動しますか? 今回の発言をした友達に、その時何か適切な助言をしてあげられれば、また違った記事になったかもしれません。
 この件について、自分でしっかり考えてみてください。お願いします。

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