人権防災教育-2014

人権防災教育(2014年度実施)

その他の年度に実施した取り組みは こちら からご覧ください。

校外防災フィールドワーク 2015年3月27日(金)

27日(金)、子ども防災プロジェクトチームの校外防災フィールドワークを実施しました。
  子防プロでは2012年1月より、春休み・夏休みなどを利用して過去に災害があった地域や、防災を学べる施設・学校を訪れ学習しています。

  今回も西成消防署のお力添えでバスをだしていただき、和歌山県広川町にある『稲村の火の館』を訪れました。
  1.2年生30名、卒業生5名、教職員11名の計46名が参加しました。

  『稲村の火の館』は江戸時代の安政大地震津波時、その命の火で多くの村人を救うとともに、私財を投げ打って村人の生活を支え、堤防づくりを行った《濱口梧稜》さんという人物の偉業と精神、教訓を学び受け継いでゆくため2007年に作られた施設です。

  今回その施設にある濱口梧稜記念館、津波防災教育センターを見学しました。
  まず始めに3Dによる映像を見て、災害時どのように行動したらよいか、濱口梧稜さんの功績を学びました。
  その後、館長さんからのお話を聴かせていただき、施設内を見学しました。
  見学終了後は、語り部ガイドさんにより、濱口梧稜が築いた広村堤防を案内していただき、お話を聴かせていただきました。

今年も西成消防署の協力の下、バスで和歌山へ向かいました。

到着後は、わんぱく公園で昼食を食べました。

『稲村の火の館』へ向かう途中にも津波への備えをいたるところで見かけました。

いよいよ『稲村の火の館』の見学です。

「3Dシアター」で災害時の行動や濱口梧稜さんの功績を学習しました。

館長さんから、防災についてのお話を聞きました。

「津波シミュレーター」で津波の仕組みを学習しました。

災害時の非常用ランタンなどの作り方を展示してありました。

救出ゲーム「INAMURAレンジャー」を体験しました。

救出ゲームの「認定証」を受け取りました。

2つのグループに分かれて語り部さんによるフィールドワークを行いました。

蛍光灯にはバッテリーが備えられていて停電時にも点灯することができます。

濱口梧稜さんが築堤した広村堤防について詳しくお話を聞くことができました。

震度5以上の地震を感知すると自動で放送を流す「稲村の火避難誘導灯」です。

帰校後は活動の振り返りと来年度への意気込みを記入しました。

今回は、防災の知識を学んだだけでなく、村人と未来のために行動した濱口梧稜さんという人がいたと広川町の歴史・景色にふれ、大変実りある取組になりました。

  お忙しい中、遠いところまで案内していただき話を聴かせていただいた西成消防署の皆さん、本当にありがとうございました。

  今年度の子防プロの取組は今回で終了です。春からも新入生とともにまた新たな目標に向かって頑張っていきたいと思います。

避難訓練 防災講話 2015年3月3日(火)

3日(火)は子防プロ中心の避難訓練を行いました。
  今回はただの避難訓練だけでなく、1年間の人権防災教育の総まとめとして行いました。
  地震を想定した通常の訓練、多目的室に避難・集合した後、西成消防署からのご講評をいただくとともに、兵庫県から大学生の小島汀さんを特別講師として招き、講話をしていただきました。

  小島さんは3歳の時、阪神・淡路大震災を経験され、自宅が全壊し、お父さんを亡くされました。
  震災のトラウマが残る中、さまざまな出会いを通じて、自分自身が変わり、全国で唯一の環境防災科のある兵庫県立舞子高校に入学されました。そのことを通じて国内外の方々との交流や、海外や東北で積極的に活動を行い、「今自分ができること」を全力で取り組んでいらっしゃいます。
  自身の生い立ちや経験を思いを込めてお話ししていただきました。

  「あなたにとっての幸せはなんですか?」

  発展途上国で半年間教育活動をされていた小島さんは、当時その国の子どもたちにこの質問した時、「勉強ができていること」「学校に通えていること」と答えたと教えてくれました。
  日本でなかなかそういうことを幸せだと言う人はいないと思います。今の生活が当たり前だと思ったらいけないと考えさせられました。

  放課後には子防プロの有志が集まって小島さんとの交流会を行いました。
  防災のことよりもむしろお姉さんに話しかけるような感じで、約1時間楽しい時間を過ごしました。
  最初は緊張していたメンバーも最後はものすごく打ち解けていました。
  今回ぼうさい甲子園の受賞を通じて小島さんのような『本物の方』とのご縁ができ、感謝の気持ちでいっぱいです。

  3年生は今日で最後の取組でしたが、この3年間たくさんの行事を通じて「いのち」について学ぶとともに、新しい人との出会い、つながりができました。
  卒業しても鶴見橋中学校で取り組んできたことを忘れず、春から新しい場所で活躍してほしいです。

  東日本大震災からもうすぐ4年になります。被害に遭われた方の一日も早い復興を願うとともに、これからも人権防災教育を通じて学んだ「いのちの大切さ」を忘れず、学校全体で頑張っていきたいと思います。

1.17防災土曜授業 2015年1月17日(土)

阪神・淡路大震災からちょうど20年を迎えた1月17日に、防災土曜授業をおこないました。

  朝の集会では校長先生のあいさつ、阪神・淡路大震災の犠牲者への黙祷の後、昨年11月に来られた臼沢さんのビデオレターや取り組みの内容説明をおこないました。
  その後、各学年縦割り編成になり、

  《体育館での体を動かす活動》
  《カードゲームを用いての防災授業》
  《避難場所や避難行動の確認・非常持ち出し品を考える活動》

  の3つに分かれ取り組みました。
  それぞれ各30分ずつ取り組んだ後、最後に防災集会をおこないました。

  2013年に大阪市の中学校として初めて認定されたユネスコスクールの活動紹介、阪神・淡路大震災にもふれながらおこなった1・2年生の子防プロによる発表。
  11日に開催された「ぼうさい甲子園」の表彰式の報告、そして3年生のリーダーによるメッセージ・鶴中未来宣言を発表しました。

  今回の成果は何と言っても、初めて学校の中だけで全ての内容を企画・準備し、取り組みをおこなったことです。
  3年生を中心に学年の枠を超えて自主的に活動をおこない、どの取組にも真剣に参加することで、大変実りある1日になりました。
  今回の授業だけでなく、この1年間の活動で学んだことを生かして、また日々の学校生活に真剣に取り組んでいきたいと思います。

被災地の現状や阪神・淡路大震災を振り返り、今回の取り組みへの意欲を高めていきました。

学年の枠を超えて、グループで協力して全力を尽くしました。

力を合わせて「心」「技」「体」「絆」「命」の文字を完成させました。

タイムを計り、グループでの結束を確認することができました。

3年生を中心にみんなで「マイムマイム」を踊り、絆を深めました。

様々な状況を想定した「とっさの一言」について話し合いました。

防災マップを活用して津波の被害想定について学びました。

自分の家の位置を確認し、避難所へはどういう経路をたどって避難するのがよいのかについて考えました。

自分のプロフィールや緊急時の連絡先などを携帯用カードに記入しました。

1・2年生の子防プロメンバーがこれまでの活動報告や自信の想いについて発表しました。

第3回避難所訓練合宿にも参加していただいた臼沢さんからのメッセージを受けとることができました。

「ぼうさい甲子園」の表彰式の報告をおこないました。

3年生のリーダーたちが「鶴中未来宣言」をおこないました。1・2年生は大きな衝撃を受けたようです。

平成26年度 1.17防災未来賞《ぼうさい甲子園》表彰式 2015年1月11日(日)

兵庫県公館にて開催された、兵庫県・毎日新聞社主催の「1.17防災未来賞 ぼうさい甲子園」表彰式・発表会に子防プロ3年生リーダーと教職員が出席しました。
  今年で10回目の開催となったこのぼうさい甲子園で、鶴見橋中学校は《教科アイデア賞》を受賞することが出来ました。

  午前中は10回目を記念して行われた「ぼうさい未来宣言フォーラム」に参加させていただき、阪神・淡路大震災、東日本大震災を経験された大学生の皆さんからのメッセージや、各受賞校による発表、防災教育についてのパネルディスカッションが行われました。
  鶴見橋中学校も3年生2名が「今」「つながり」をテーマに心の込もったメッセージを伝えてくれました。
  午後から行われた表彰式では兵庫県・人と防災未来センター長の河田惠昭さんより3年生のリーダーが表彰状を受け取りました。
  その後グランプリや優秀賞を受賞した全国各地の素晴らしい学校・団体の発表を聴かせていただきました。

  東日本大震災を受けて始まった鶴見橋中学校の防災教育は今年で4年目になります。
  「今自分たちにできること」を考え、2011年8月に初めて東北へ訪問して以来、『普段の事から真剣に』を学校のスローガンにして、決してその時で終わらず、子ども防災プロジェクトチームの結成をはじめ、たくさんの防災訓練・学習会・校外防災学習などを行ってきました。
  その中で知識・訓練としての防災だけではなく、「自分のいのち、周りのいのちを大切にする」という《いのちの学校》を目指して約3年間、様々なことにチャレンジしてきました。
  決してこのような評価をいただくことが目標ではなく、自分たち、そして学校を良くするために頑張ってきました。
  その中で今回このような名誉ある賞を受賞することができ、大変うれしく思います。

  最初に東北に行った先輩たちから全てが始まりました。
  現在の鶴中生はもちろんですが、今回の受賞はこの3年間、何事にも熱心に取り組んできた歴代の先輩たちの頑張りがあったからこそです。

  今後はこの賞に恥じない行動ができる学校生活・防災活動を行い、今度はこの学びを全国各地に発信できるようにしていきたいです。

長橋小学校出前講座 2015年1月10日(土)

長橋小学校で行われた土曜授業・避難訓練に本校子防プロ5名が参加し、小学生の子どもたちに向けての発表と避難訓練の誘導を行いました。
  発表の前半は、小学生向きに阪神淡路大震災や防災知識に関するクイズを子防プロで考え出題しました。
  これには小学生も大盛り上がり!本当に楽しいひとときとなりました。
  後半は昨年11月に行った避難所訓練合宿について発表し、最後は発表した子防プロ一人ひとりから小学生の子どもたちへの熱いメッセージが伝えられました。

 「いのちを大切にしてほしい」
 「めんどくさいかもしれないけど、避難訓練を真剣にやってほしい」
 「大切な人への“ありがとう”の数を増やしてほしい」

  そういった中学生のお兄さん、お姉さんの言葉に小学生の子どもたちも普段の明るい顔とは一変して真剣な表情で耳を傾けていました。
  その後、地震発生による避難訓練の誘導を子防プロが行い、最後は1年生から6年生までの各教室で子防プロから改めて発表と避難訓練の感想、メッセージを伝えました。

  今回参加した子防プロは2年生2名、1年生3名の計5人で、うち2名は初めての発表というフレッシュな顔ぶれで行いました。
  しかし、本番ではそんなことも感じさせないような堂々とした発表で子どもたちを惹きつけていました。
  また、5名全員が長橋小学校の卒業生で、5名の堂々とした姿に小学校の先生方もそれぞれの成長を感じ、ほんとうに素晴らしかったと感動されていました。

西成教育フェスタ 2014年12月20日(土)

大阪フィルハーモニー会館で開催された『西成教育フェスタ』で、子防プロの代表3名が発表を行いました。
  2011年から今年で4回目となった子防プロの発表は、3度目となる避難所訓練合宿を中心に「いのちを守る」ことをテーマに行いました。
  恒例となった最後のアピールでは代表生徒が自分の今伝えたい思いを誰の力を借りることなく考え、会場にお越しの皆さんに伝えてくれました。

  『後悔しないように伝えたいことは今伝えてください』
  『自分が今生きているということを改めて考えてほしいです』
  『時間は戻ってこないので今を大切にしてください』

  3人がそれぞれ考えた思いを言葉にして伝えてくれました。

  年内最後となる今回の発表でしたが、来年1月からますます活発な活動を行いますので、今後とも応援のほどよろしくお願いいたします。

北津守小学校出前講座 2014年11月22日(土)

今年も北津守小学校の土曜授業に子防プロメンバーが参加し、出前講座を実施しました。
  今回は鶴中でおこなった第三回避難所訓練合宿での学びを、小学生や地域の人たちに紹介しました。
  臼沢さんからのメッセージや合宿に参加した子防プロメンバーの想いを伝え、避難訓練には真剣に取り組むよう呼びかけました。
  発表をおこなったメンバーも、その後の避難訓練に参加し、地域の防災リーダーにまじって小さな子どもたちの誘導をしました。
  消防署による様々な体験や防災リーダーによる避難訓練など、地域を巻き込んだ訓練に参加することで、子防プロメンバーもリーダーとしての自覚が持てるようになったと思います。

子防プロメンバーが本校の取り組みや自分たちの想いを発表してくれました。

消防訓練に参加しました。

消防車から伸びたホースを持ち、放水訓練を行いました。

煙体験を行いました。

校庭からの避難誘導を行いました。

小さな子どもたちや地域の防災リーダーの方たちと避難所に避難しました。

津波を想定して、小さな子どもたちを誘導しながら学校の屋上に避難しました。

第3回避難所訓練合宿 2014年11月7日(金)〜8日(土)

『もし災害が起こって鶴見橋中学校が避難所になった時、中学生が自らリーダーとなり避難所運営をようになる』ことを目標に始まった避難所訓練合宿。
  今回で3回目を迎えることができ、参加生徒も今までで最も多い38名と全校生徒の2割以上の参加となりました。
  ガス・電気・水道のライフラインが停止したことを想定し、ランタンづくりや避難所設営、学校で育てた野菜などを使った炊き出し、夜の学習会や、体育館での就寝、そしてミーティングなど、本当に盛りだくさんの内容でした。
  今回の大きな特徴は、今までの教職員が主導になっての活動ではなく、3年生のリーダーを中心に2グループにわかれ、準備・企画・役割分担・当日の行動・ミーティングまで全て自分たちが中心になって行えたことです。
  たった1泊だけですが、防災の知識を学ぶだけでなく、普段当たり前のように過ごしている日々がいかに幸せかを改めて感じ、日常の見直しにもつながりました。
  防災講話に引き続き、臼沢さんにも参加していただき、鶴見橋中学校の防災活動を経験者の視点から様々なアドバイスをしてくれました。

総勢38名で避難所訓練合宿スタートです。

鶴中の防災キャラクターがプリントされたキャップと腕章をつけて活動しました。

生徒が中心となって避難所の設営が進んでいきました。

避難所内には様々な人たちを想定したスペースを設置しました。

校舎内の各部屋を「救護室」など、用途が分かるように張り紙をして回りました。

空き缶を使ってランタンを製作しました。

新しく製作したかまどである「にしのかま」で火おこしをしています。

今年6月に栽培し、先日収穫した「むらさき芋」は焼き芋にしました。

収穫した「勝間南瓜」はみそ汁の具材として利用しました。

かまどの火を使って、炊き出しをしています。

夜、暗くなってもかまどの火とランタンの明かりで調理は続きました。

暗くなった食堂でランタンを灯して夕食を食べました。

夕食後の学習会では東北に行った2人から報告を受けました。

西成消防署の職員の方から応急救護の方法について講話を受けました。

西成警察署の職員の方からはリーダーとしての点呼の取り方や集団のまとめ方を学びました。

臼沢さんと仲良くなるためにサイコロトークで盛り上がりました。

就寝前の歯磨きも水道水は使わず、水を節約しながらおこなっています。

昼に設営した避難所で一夜を明かしました。

リーダーたちは夜遅くまで1日の反省と明日への意気込みを確認し合いました。

朝はラジオ体操で体を動かします。

早朝から朝ごはんを作るためにかまどで火おこしをしました。

朝ごはんは災害時の非常食を使用しました。

最後の学習会では全員が合宿の報告を堂々と発表してくれました。

臼沢さんにも講評をいただき、次につながる防災合宿となりました。

災害時に大人に頼らず、自分たちで学校・地域のために行動できる生徒を育てることを目的として行った今回の避難所訓練合宿。
  準備の段階から子防プロリーダーが積極的に企画を立て、取り組んできました。
  臼沢さんからの講和や地域の方々の協力を経て合宿を終えることができました。
  この合宿を通して、一人一人が日常をもう一度見直して、後悔のない毎日を過ごしてほしいと思います。

防災講話 2014年11月7日(金)

今回の防災講話では、はるばる岩手県から特別講師として 《おらが大槌夢広場》の代表理事である臼沢和行さん に来ていただきました。
  昨年の夏、生徒会・子防プロの代表メンバーが岩手県を訪れ、臼沢さんのお話を聴かせていただきました。
  全校集会で参加者や映像などで臼沢さんのことをずっと紹介してきましたが、今回は鶴中たっての希望で鶴見橋中学校に来ていただきました。
  臼沢さんの話に生徒たちは真剣に聞き入り、一日一日をもっと大切にしていこうと考え始めたようです。

避難所訓練合宿事前学習会 2014年11月4日(火)

今週末に迫った避難所訓練合宿!それに向け、事前学習会が行われました。
  区役所の方や社会福祉協議会の方にもご参加いただき、合宿に向けて充実した“準備”をすることができました。

  改めて「合宿に参加した動機」について考え、自分と向き合う個人ワークを行い、参加への意識を確かなものにしていきました。
  また、区役所・社協の方による「避難所生活の現実」についての講話を聞き、合宿訓練の意義を確認しました。
  中学生の力がとても大きな助けとなる、ということも話され、一人一人が率先して行動できるように合宿を通して学んでいきたいと思います。 

グループ別活動

今年の避難所訓練合宿は2つのグループに分かれて活動を行います。
  これはお互いに競い合いながらよりよい避難所運営について考えることを目的としています。
  事前学習のときからグループメンバーを意識した次の3つの活動を行いました。
    1.避難所合宿当日の役割分担について考える
    2.避難所のルールについて考える
    3.校舎内の避難所レイアウトについて考える

仲良し同士で固まらないよう、グループはくじ引きで決めました。

避難所合宿当日の役割分担について考えました。

生活時間やごみ処理など、避難所のルールを考えました。

救護室や更衣室など、校舎内の避難所レイアウトについて考えました。

各グループでの話し合いの結果を発表しました。

各グループが精一杯考えた結果を堂々と発表し、合宿への気持ちを高めていきました。
  3回目となる合宿がこれまでのものを圧倒するよう、子防プロの気持ちを結束していきましょう!!

子防プロ全体会議 2014年10月28日(火)

11月7日(金)・8日(土)に行われる避難所訓練合宿に向けて子防プロで会議を行いました。
  子防プロリーダーから趣旨の説明や真剣に取り組むように呼びかけを行い、当日に向けて気持ちを高めることができました。
  その後のリーダー会議では、1・2・3年の各学年のリーダーが集まり、意見交換を行いました。
  細かな打ち合わせに加えて、それぞれの意気込みなども話し合い、全員で合宿を盛り上げていこうと決意を深めています。

防災栽培 収穫 2014年10月28日(火)

今年の6月に定植した「むらさきいも」を収穫しました。
  避難所訓練合宿では非常食として利用される予定となっています。  

神戸市防災フィールドワーク 2014年8月7日(木)

今回の防災フィールドワークは兵庫県神戸市で実施しました。
  大阪市消防局・西成消防署の全面協力の下で、阪神・淡路大震災を通して、自助・共助のために何ができるかを学びました。

東遊園地や神戸市役所周辺を散策して震災の記録や慰霊碑などを見た後、「人と防災未来センター」を見学しました。
  「人と防災未来センター」では楽しみながらも防災・減災について正しい知識を身につけることができたので、今後、多くの人たちに震災の記録や教訓を伝えていきたいと思います。
  阪神・淡路大震災について、語り部さんのお話や消防署の職員の方の講話を聞くことで、災害への対策は歴史からしっかりと学んでいかなければならないことを実感できました。

太陽の照りつける中、18名の子防プロメンバーが参加しました。

到着後、神戸市の東遊園地周辺を散策しました。

「慰霊と復興のモニュメント」を訪れました。

地下の「瞑想空間」には震災で亡くなられた方のお名前を刻んだ銘板が掲示されています。

「1.17希望の灯り」には震災で亡くなった方々の命と生き残った私たちへのメッセージが刻まれていました。

震災によって歪んだフェンスが当時の記録として残されています。

マリーナの像が持っている時計は震災が起こった時刻(5時46分)を指したままになっています。

神戸市役所の展望台には「神戸ルミナリエ」にも使用される「希望の鐘」が展示されていました。

「人と防災未来センター」に到着しました。様々な災害の歴史とそこから得られた教訓を学びました。

語り部さんから自らの震災体験を聞き、防災の意義を再確認しました。

施設内は多くの震災の記録が展示されていて、被害の大きさや復興の様子を振り返ることができました。

当時の救助の様子を聞き、周りの人との助け合いの重要性を学びました。

震災当時の崩れた家や人々、復興の様子がジオラマ模型で再現されていました。

地震が起きた時の家の中の様子がシミュレーションで確認できます。

震度の大きさでどれぐらいの被害が出るのかをクイズ形式で学ぶことができます。

活断層の場所を立体視で確認することができます。

避難や救助・減災に役立つ防災用品が展示され、施設の方に説明をしていただきました。

震災・復興に関わった人々の様々なメッセージを聞くことができます。

学校に戻りフィールドワークのまとめを行いました。一人一人が様々な視点で活動を振り返りました。

いのちを守るコミュニティ防災教室【わたしの安全マップ発表】 2014年7月26日(土)

大阪市立大学都市防災研究グループ主催の「いのちを守るコミュニティ防災教室」に本校の子防プロが参加しました。
  これまで鶴見橋中学校の周辺などをまち歩きすることでわかった「津波避難ビル」や「広域避難所」などをわかりやすく色分けした「わたしの安全マップ」を作成し、子防プロの代表2名が完成したマップについての発表を行いました。
  防災マップの作成では学校などの避難所津波避難ビル、公園、避難路などをマーカーなどで示してあります。
  さらに、これからどのようにマップを活用して、地域に広めていくのかについて、防災教室の参加者たちにしっかりと想いを伝えてくれました。

作成した防災マップについて紹介しました。

今後どのように活用していくのかの説明もしています。

発表の後は細かな説明と良いと思うマップへの投票を行いました。

それぞれの発表者が作成したマップにも様々な工夫が凝らされていました。

市立大学の学生さんたちが作成した避難所のシミュレーションゲームも展示されていました。

様々な思考を巡らせて作成した甲斐もあり、鶴見橋中学校の安全マップは見事 「最優秀賞」 に選ばれました!!
  今後もより細かなマップを作成して、地域の人みんなが関心の持てる防災情報を提供していきたいと考えています。

作成した防災マップは こちら からご覧いただけます。(※スマートフォン・タブレットでも見られますが、マーカーは表示されません。)

「マップナビおおさか」を利用させていただきました。

「google earth」を利用したマップです。

避難種別で色分けをしています。
※「google earth」では「避難路」を赤色で示しています。

第1回 避難訓練 2014年7月16日(水)

第1回避難訓練を実施しました。
  今回は子防プロのメンバーが各クラスで火災に関する出前講座を行った後、火災発生を想定して避難を行いました。
  子防プロから防災クイズや避難経路のシミュレーションを行うことで一人一人が避難の仕方を意識して動けていたように感じられました。
  避難訓練に備えて事前学習会から準備をしてきた子防プロメンバーも他の生徒たちに説明することで、避難誘導の難しさを実感できたように思います。
  集合に時間がかかるなどの課題も浮き彫りとなったので、今後の避難訓練の在り方を検討していく必要があることを再確認しました。

  今後も子どもたちが率先避難者として地域防災に貢献できるよう、様々な形式の訓練を実施していきます。

子防プロ 事前学習会の様子

出前講座の様子

避難の様子

防災フィールドワーク 〜住吉区まち歩き〜 2014年6月7日(土)

大坂市立大学と連携した防災フィールドワークの第2回目は住吉大社周辺をまち歩きしました。
  今回は西成区のまち歩きに引き続き、6名の子防プロメンバーが参加してくれました。
  町の歴史をたどりながら、地形や地盤の特徴を知り、災害との関係について考えました。
  昔の住吉の歴史を知った上で現在の様子を見て回ることで、地形の変化が災害時に大きな影響を与えるということを知ることができました。

たくさんの地域住民の方たちとまち歩きスタートです。

住吉公園内にある碑から昔この地域が海岸沿いの地帯だったことがわかります。

住吉大社の旧海岸につくられた常夜灯を再建したものです。

現在は埋め立て地となっている十三間堀川を散策しました。

上町台地を刻む谷を流れる細井川の様子です。低い土地にあるため浸水しやすい地形になっています。

御田植神事に利用される田んぼの周りを散策しました。

古い町並みの熊野街道。建物の耐震性や火災が心配されます。

神社が建てられた地形の特徴についても知ることができました。

万葉集に詠まれる「カキツバタ」の茂る湿地に位置する浅澤社です。

住吉大社の象徴「太鼓橋」です。

防災栽培開始 2014年6月6日(金)

防災栽培として今年は「さつまいも」と「勝間南瓜(こつまなんきん)の苗を定植しました。
  ここで栽培された作物は災害時の非常食として利用されます。
  西成区の伝統作物でもある「勝間南瓜」は今年も勝間南瓜普及の会の辰巳久子さんに教えていただき、昨年から引き続いて、継続的な防災栽培を実施することができました。

  みんなの“いのち”を守る非常食として、子防プロメンバーで大切に育てていきましょう!!

さつまいもの苗を植えました。

勝間南瓜を植えるための土を作りました。

勝間南瓜の苗を植え、準備完了です。

勝間南瓜について説明を受けました。

防災フィールドワーク 〜西成区まち歩き〜 2014年5月17日(土)

5月17日(土)は防災フィールドワークとして西成区まち歩きを実施しました。
  この活動は大阪市立大学都市防災研究グループが主催する、「いのちを守るコミュニティ防災教室」の一環として行われました。
  今回はテスト期間中にもかかわらず、10名の子防プロメンバーが参加してくれました。

  大阪市立大学の先生や西成消防署・警察署・区役所、そして地域の防災リーダーの方々と共に、子防プロのメンバーたちがタブレットを用いて鶴中校区周辺をまち歩きしました。
  昨年も行われたまち歩きですが、今回はさらに多くの地域住民の方が参加してくださり、地域交流の輪を広げることができました。
  まち歩きでは、地域の地盤・地形の特性(低地・防潮堤・浅い地下水位)や街並み(長屋・木造家屋の密集状況)、広域避難所・災害時避難所の位置やサイン、井戸などを見学・確認しました。

多くの地域住民の方々と一緒にまち歩きスタートです。

2回目となる子防プロメンバーは案内役として活躍しました。

消防署の方から消防ポンプについて説明を受けました。

防火水槽の位置と役割について確認しました。

スロープなど街中にある身近なバリアフリーを一つひとつ再認識していきました。

「津波避難ビル」の案内掲示板を確認しました。

案内掲示板はもっと高く、大きく作る必要があるということを改善点として説明を受けました。

埋め立て地は液状化が起こりやすいことと、防潮水門について学習しました。

低い場所にある家屋を確認して、津波被害について考えました。

津波への対処には、まず誰かが水門を閉めに来なければならないことを知りました。

災害備蓄倉庫の位置を確認し、改善すべき点を教えていただきました。

水防碑には過去の災害についての教訓が刻まれていました。

井戸の位置を確認し、防火用水として利用されることを知りました。

生活用水としても利用されている井戸から水をくみ上げました。

撮影した写真はオンラインマップと連動して防災マップを作成することができます。

今回が2回目の参加となる生徒は積極的に後輩たちを案内するなど、防災リーダーとしての自覚ができてきたように感じられました。
  災害が起こった時を想定し、「どこに?」「どうやって?」身の安全を確保するか主体的に取り組み、今回の体験を元に情報発信基地として多くの人に伝えていきたいと思います。

第1回子防プロ会議 2014年5月14日(水)

今年もいよいよ子ども防災プロジェクトチームが始動しました。
  38名の新メンバーで挑む子防プロは、今年度からさらなる自主活動の活性化を目指して、自分たちで企画・運営することを目標に活動を開始しました。3年生のリーダーを筆頭に
  「広報NEWS班」 「訓練・活動班」 「環境整備班」 「発表班」
  の4つの班で分担して活動を行います。

広報NEWS班 防災を広めるための掲示物や子防プロニュースを作成します。
訓練・活動班 メンバーを動かすための企画の立案や避難訓練の計画を行います。
環境整備班 学校の備品を点検したり、花壇の整備・野菜の栽培を企画します。
発表班 全校生徒や地域にむけての発信を行います。

各班にはリーダーとサブリーダーを配置し、子どもたちが主体となって進めていくことで、斬新な防災活動を展開していきます。
  初回はリーダーからの熱いメッセージの後、各班のメンバー発表、班にわかれて自己紹介や今後の企画・内容の検討・取組を行いました。
  今年度も多くの方々のご支援の下で、防災活動をより一層活性化していくので、応援よろしくお願いします。

      

「リーダー挨拶」


 リーダーの意気込みを聞いて、全員が防災への意識を高めました。

     

「広報NEWS班」


 鶴中の防災キャラクターについて考えました。

     

「訓練・活動班」


 これからやってみたい活動について意見を出し合いました。

      

「環境整備班」


 校内を回り、壊れている箇所がないか確認しました。

       

「発表班」


 各クラスを対象とした出前講座について考えました。

その他の年度に実施した取り組みは こちら からご覧ください。