鑑賞部会の報告(3)
(3)音楽の楽しさや美しさを共感できる指導方法の工夫
実践例 6 教材「木星」 ホルスト作曲 6年 オーケストラの響きの美しさを味わいながら、旋律の特徴を感じ取れるようにする。 ○オーケストラの楽器構成、「木管楽器」「金管楽器」「弦楽器」の音色を確かめる。 ○全曲を通して、どのような楽器が重なり合っているかを聴き取る。 ○いくつの部分で構成されているかに注目しながら聴く。 ○四つの部分の旋律の特徴を感じ取り、発表して共感し合う。 ○変化していく豊かな響きを味わいながら聴く。 ★「木管楽器」「金管楽器」「弦楽器」の音色を確認してから聴くことで、オーケストラの楽器の重なりを味わって聴くことができた。 ★四つの部分の旋律の特徴を言葉で表し共有することで、変化していくよさや面白さを感じ取って聴けた。 (4)個と集団の深まりを追求した指導形態の工夫 実践例 7 教材「パパゲーノとパパゲーナの二重唱」 モーツァルト作曲 4年 二人の歌声の掛け合いや重なりの面白さを感じ取り、想像したことを言葉で表せるようにする。 ○パパゲーノ役とパパゲーナ役に分かれて、それぞれの声が聴こえたら手を挙げる。 ○二人がどのような会話をしているかを想像し、ワークシートに記入する。 ★声の違いに着目しながら聴くことで、男声と女声の特徴を言い表すことができた。 ★役に分かれて何度も聴いて確かめることで、旋律の掛け合いや重なりを認識できた。それぞれの声が聴こえたら手を挙げることで、個の認識が集団の認識となった。 ★「二人は、どんな会話をしていますか。」と発問することにより、情景を想像しやすくなった。また、積極的に意見を出し合い、集団で共有することができた。 |