♪きょうの給食(7.4 ゴーヤチャンプルー)
沖縄県の食文化は、長い歴史や諸外国との交流の中で根付いた独特のものがあります。しかし、近年、ライフスタイルや価値観の多様化などにともない、食を取り巻く環境が大きく変化してきました。食文化を支える人材の高齢化や年中行事の簡略化等による行事食の衰退、若い世代を中心とした伝統料理離れが進んだことなどにより、「沖縄の伝統的な食文化」が失われつつあるそうです。
大阪市では、沖縄県の食文化を子どもたちに伝えようと、いくつかの沖縄料理を給食の献立に取り入れてきました。その一つが「ゴーヤチャンプルー」です。 <ゴーヤチャンプルーのし好調査の結果> すき:361人(53%)、ふつう:147人(21%)、きらい:174人(26%)でした。 すきと答えた理由としては「おいしい」「ゴーヤが好き」という意見が大多数の中、「ゴーヤの苦味がおいしい」「本当は苦いはずなのに学校のゴーヤはおいしい」「小さく切ってあるので平気」「後からおいしさがくる」「肉とよく合う」「かつおぶしをかけるのがいい」という感想もありました。 給食では、一人8gのゴーヤと豚肉、もやしをいためて、食べる時に子どもたちがかつおぶし(小袋)をかけていただきます。8gでは物足りないのでは?と「もっとたくさん入っていてもよいか」という問いには、YESが296人(43%)でした。 郷土料理はその土地の気候風土に合ったものが今も伝えられてきています。沖縄だけでなく、日本各地の郷土料理について調べてみるとおもしろいですよ。新しい発見があること間違いなし!です。 |