秋の味覚<その2> ぶどう(巨峰)
秋を代表する果物『ぶどう』は、皮の色によって、紫・緑・赤系…ととても多くの品種があります。それぞれに味わいが異なるので、食べる楽しみも広がりますね。
給食では毎年9月に巨峰を使っています。今日の給食の巨峰は、山梨県産でした。巨峰の主な産地は1位が長野県、2位が山梨県で、この2県で全国の生産量の約半分を占めています。(大阪府内では、南河内郡太子町でも多く栽培されているそうですよ。) 名前の由来は、伊豆の天城山麓で巨峰の交配研究を行っていた大井上氏が「伊豆の峰で作られた巨大な粒」とイメージしたことにちなんで名づけられたそうです。巨峰を親として作られた品種には「ピオーネ」「藤稔(ふじみのり)」などがあります。 甘くてジューシーな巨峰に子どもたちは「全体があま〜い」「種がなくて食べやすかった」「中心が一番あまくておいしかった」「皮までおいしかった!(確かにポリフェノールは皮の近くにたくさんあるのですが…)」と大喜びでした。 ぶどうには糖質を多く含み、疲労回復にも効果的です。ぶどうの疲労回復効果で運動会の練習にもさらに力が入りそうですね。 早寝早起き朝ごはん発育測定時の保健指導では、養護教諭と栄養教諭が子どもたちの生活実態を盛り込んだ内容の寸劇や漫才などを通して、睡眠と朝食の大切さを伝えました。早寝早起き朝ごはんの励行は、体と心の健康に大きく影響していることが理解できたようです。 国の食育推進基本計画(国が呼びかけている食育の目標)でも「朝食を欠食する子どもの割合を平成32年度には0%にする」との目標を立てています。それくらい、朝ごはんは大切だということですね。 秋の味覚<その1> なし(二十世紀)
今日の給食のデザートは季節の果物、鳥取県産の「なし(ニ十世紀)」でした。
二十世紀なしは鳥取県が発祥のようにイメージしますが、実は千葉県松戸市がふるさとです。明治37年(今から112年前)、なし農園に捨ててあった苗を10年かけて育てあげ、「20世紀における代表品種になるであろう」という願いをこめて、この名前が付けられたそうです。その後、鳥取県へ苗が運ばれ、今のように盛んに栽培されるようになりました。 給食では皮と種を除き、1/4にカットしたものがひとり1切れずつですが、新森小路小学校では食べやすいようにと1年生だけ1/8カットを2切れずつにしていただきました。 来週の15日には品種を変えて、「豊水なし」が登場します。また、違った味わいがありますよ。どちらが好きでしょうか。お楽しみに。 明るい声が戻ってきました!<給食開始>
始業式から3日後の9月2日から、2学期の給食が始まりました。この日の献立は「さごしの塩焼き、じゃがいもと一口がんもの煮もの、オクラのおかかいため、ごはん、牛乳」でした。純和風の献立に子どもたちは「早く給食が食べたかってん」「今日の給食はみんな好きなものばっかりや」「家の昼ごはんはいつも同じメニューばっかり」と話してくれました。給食室には約1か月半ぶりに明るい笑顔がもどってきました。
学校の給食を楽しみにしているという声(教職員からも)が聞けることは、給食の仕事に携わっているものとしては大変うれしいことです。 9月の給食ではなしやぶどうなど、秋を感じる食材が登場します。しっかりと食べて2学期も元気に頑張りましょう。 |