秋の味覚 富有柿 (11.17)
今日の給食では、秋の果物として「柿」をいただきました。給食では、代表的な甘柿である「富有柿」と渋柿から渋抜きをした「平核無柿」の2品種を隔年で使っています。今年は「富有柿」を使いました。4人の調理員さんが2時間近くかかって、188個の柿の皮むきをしてくださいました。
柿の収穫量が最も多いのは、和歌山県で、次いで奈良県、福岡県の順になります。今日の給食の富有柿も和歌山県からのものです。柿は、実だけでなく葉も「柿の葉ずし」「柿の葉茶」などに利用されていますね。 「柿にある黒い点々は何?」と4年生からの質問がありました。この黒い斑点は「タンニン」というもので、渋味のもと(緑茶などにもふくまれています)です。甘柿は熟す過程で渋味を感じなくなるのですね。 柿には、このほかに、ビタミンC、カロテン、カリウム、食物せんい(特に干し柿)などを多くふくみ、疲労回復、風邪予防、生活習慣病に効果があるとされています。 富有柿は最もポピュラーな甘柿の代表品種で、果汁が多くて甘みが強く、シャキシャキとした歯ごたえが楽しめます。が、もうすぐ旬を終えます。季節の美味しさをぜひ味わっておきましょう。その後は、干し柿を楽しむことができます。校長室の前には今、2個のつるし柿がぶら下がっています。(写真下) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ♪きょうの給食 (11.16 のりのつくだ煮)![]() ![]() *給食の時間には、4年1組の子どもたちとこんな楽しい話をしながらおいしくいただきました。 栄養教諭:今日の給食の感想を聞かせて。 4年生:毎日、このメニューがいいわぁ! 栄養教諭:カレーライスも食べたいやろ。 4年生:うん、でも、これでもいい。 栄養教諭:のりのつくだ煮はどう?おいしい? 4年生:めっちゃ好き。のりの味が濃くておいしい。 いつも食べるのりとは味がちがう。 しいたけも入っているから、これがまた、おいしい。 栄養教諭:家でも食べるの? 4年生:家ではあまり食べへん。 おばあちゃんが作ってくれたことがある。 給食で食べるからおいしいねん! …と言いながら、のりのつくだ煮だけをお代わりしている子どもたちもいました。 「のりのつくだ煮」は、家庭でも簡単に作ることができます(湿気たのりの利用法としても最適)。3月にPTA「親子クッキング」でも実習しましたので、紹介しましょう。ぜひ、お試しください。 【のりのつくだ煮】 <材料> のり 全型3枚分(味つけのりでもOK)、砂糖 大さじ1、しょうゆ 大さじ1、だし汁 カップ1 <作り方> 1.鍋にだし汁、砂糖、しょうゆを合わせて、手で細かくちぎったのりを入れる。(この時にあらかじめ、のりをとかしておくとよい。) 2.弱火でのりの形がなくなり、とろとろになるまで、ゆっくりと練りあげる。(強火は禁物。やや弱火で…) かみかみ大作戦! (4年)![]() ![]() よくかんで食べることは、全身の健康につながっていることを学び、「給食を食べる時はよくかんで食べているか」を振り返りました。「かむことについて、あまり考えたことはない」「いつも早食いしてる」など、反省の声が多く聞こえてきました。 そこで、いつもいっしょに給食を食べている班の友だち同士で話し合いをし、目標を決め、『かみかみ大作戦』決行です! 「おしゃべりを減らす」「ゆっくりとよくかんで食べる」などの目標達成に向けて、給食時間はどのクラスもいつもより静かに、よくかんで食べることができていたようです。かみかみ大作戦、大成功です!「30回かんだら、あごが痛くなった」「ごはんをたくさんかんだらあまくなった」と、ふだんあまりかんでいないことも実感できたようです。 健康を維持するためには、子どもだけでなく大人もしっかりと咀嚼することが大切です。今日はかむことを意識して食事をしてみませんか? ![]() ![]() ♪きょうの給食 (11.8 くじら)![]() ![]() 1988年に資源枯渇の危惧から、日本は商業捕鯨から撤退し、私たちの食卓から遠ざかってしまいました。しかし、今から15年前に調査捕鯨のミンククジラが学校給食用に提供されるようになってから、毎年11月に1回だけ献立に取り入れてきました。大阪市では「くじらのオーロラ煮」と「くじらのたつたあげ」を隔年で登場させており、今年は「オーロラ煮」の年です。 1年に1回のごちそうに子どもたちは、「おいしいから最後に食べる」「くじら、大好き」「家では食べたことないわ」「くじらは旅行に行った時、食べたことある」とうれしそうに話しながら食べていました。 次に食べることができるのは1年後です。今日、味わったおいしさを忘れないでいてね。 ♪きょうの給食 (11.6 ししゃも)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ししゃもは、日本では北海道の太平洋岸だけに生息する魚です。漁獲高減少のため、給食や市販のししゃもは「カラフトシシャモ(カぺリン)」と呼ばれる魚を指すことが一般的です。 ししゃもという名前は、アイヌ語の柳の葉を意味する「シュシュハム」に由来します。漢字では「柳葉魚」と書くことからもうかがえますね。 抱卵した給食の子持ちししゃもはパリッと焼けて、格別のおいしさでした。給食時間の子どもたちの様子を見ていると、「おいしい」と頭からかぶりつく子もあれば、頭や中骨を丁寧に取り除いて食べている子もいました。「骨ごと食べても大丈夫よ」と声をかけてもやや抵抗があったようです。 大人にとってはおいしい酒肴の一つでもあります。焼くだけでなく、からあげにしてもおいしく食べることができます。ご家庭でもぜひおいしく味わってください。今日、初めて食べた子も次からは骨まで食べることができるかな?よいカルシウムの供給源にもなりますから。 |