外国人教育・食育研修会(8.1)
学校では、夏休みを利用して様々な教職員の研修を計画しています。今日は、旭東中学校下の小中学校の教職員が集まり「地域社会での共生をめざして」と題して、民族講師の林京美(リㇺキョンミ)先生よりご講義をいただきました。
「長年、地域に朝鮮初級学校があることが意識されずにいましたが、近隣の小中学校などとの交流が進められるにつれて、人権に対する課題意識が向上してきたことは大きな成果です」と話され、地域とのつながりを今後も深めていく必要があることを学びました。 引き続き行われた食育研修会では、栄養教諭より「給食でも韓国朝鮮料理を取り入れ、近隣諸国の食文化を学ぶことで、国際理解につなげている」事例として、給食献立の紹介がありました。 その後の調理実習では、民族講師の高己蓮(コキリョン)先生も加わってくださり「チヂミ」と「トッポギ」の作り方を教えていただき、交流を深めました。 <参加者の感想の一部を紹介します> ・大人は正しい知識をもち子どもたちに伝えていかないと「共生」が難しくなってしまうと感じた。 ・朝鮮学校がなぜ日本に存在しているのかを知っているのとそうでないのとでは、話の印象が変わってくると思う。民族学級や朝鮮学校がなぜ必要なのかということに重点をおいた研修もできたらよい。 ・韓国・朝鮮特有の食材や調味料の紹介もあり、楽しく実習できた。 ・暑い中だったが、近隣の学校の先生方と楽しく調理実習もできたのでよかった。 今日の研修で学んだことは、子どもたちへの指導にいかしていきましょう。 主食・主菜・副菜について考えよう (5年生)
【主食・主菜・副菜をそろえると、栄養バランスが整いやすくなります。】
食べることは健康の基本・・・とは言っても、毎日3食とも栄養バランスを整えることはなかなか難しいですね。学校では、低学年から「赤・黄・緑」の食品分類を使った栄養バランスを学習しています。 7月、5年生はそこから一歩進めて、料理を組み合わせる「バイキング給食」を通して、栄養バランスを整える工夫について学習しました。 <学習後の5年生の感想> ・自分の好んでいる食事では、主菜が多かった。これからは、コーンスープやみそ汁などの副菜も食べていきたい。 ・主食・主菜・副菜をそろえると栄養のバランスがよくなることを知って、大切だと思った。給食はいつもそろっているから、感謝の気持ちをもちたい。食べることの大切さを知った。 ・いつも適当にごはんを食べていたから、今日からはもっと栄養のバランスがとれるように頑張りたい。 ・学校で学んだことを家でもそろえて、健康になっていきたい。 ・次は、主食・主菜・副菜を選んで、給食献立コンクールで使おうと思う。 給食では、主食・主菜・副菜を組み合わせた献立作りをしています。今回学習した内容をいかして、初めての「献立コンクール」に挑戦してみましょう! 献立コンクールに挑戦!(5・6年生)
大阪市では、食育推進計画での取り組みの一つとして「学校給食献立コンクールの実施」をあげています。そこで、新森小路小学校では夏休みの課題として、5・6年生は『おいしいよ!アイデアいっぱい!健康メニュー』をテーマとした給食の献立作りにチャレンジします。今まで食べてきた給食の体験や学校で学習した知識などをアウトプットしてみましょう。優秀賞に選ばれた作品は、来年度の給食に登場します。
一方、大阪府学校給食会からは「こんな給食たべたいなぁ!たのしいスペシャル行事食!」をテーマとした学校給食献立コンテストの作品募集もあります。 2学期には、5・6年生が考えた献立を市や府へ応募します。みなさんからの素敵なアイデアを待っています。 <おうちの方へ> 子どもたちから献立作りについて相談があった時は、よきアドバイスをお願いします。また、夏休みの一日、子どもたちと一緒に楽しく食事作りをされてみてはいかがでしょうか。 (写真上:6年生 献立コンクール説明の様子) (写真中:5年生 献立コンクールに向けて調べ学習) (写真下:大阪府学校給食会献立コンテストPRポスター) 牛乳びん、さようなら!(7.19 給食終了)現在、すでに市内中学校や小学校の一部では紙パック入りの牛乳を提供していますが、2学期から全市で紙パック入りのものに変更となります。 55年間の『びん入り牛乳の歴史』に幕をおろすことになり、子どもたちも名残惜しく感じているようで、1学期の給食最終日の昨日はびん入り牛乳を感慨深く味わっていたようです。 <児童の感想> ・びんに入った牛乳はとてもおいしいので、紙パックになって味が変わってしまわないか心配です。 ・びんはちゃんと持てるので飲みやすかったけど、紙パックはへこむから飲みにくくないのかなぁ。 ・びんはわれやすくて重かったから、紙パックの方がいいと思う。 ♪きょうの給食(7.11 すいか)給食では毎年7月に「すいか」をデザートとして出しています。今日は、鳥取県産の大きなすいかを13玉使いました。すいかは中心部が一番甘いため、できるだけおいしさが均等になるよう独自の切り方で1玉を64に切り分けました。 給食の前後には「給食のすいかをきのうから楽しみにしててん」「くだものの中で、一番すき」「きのうも家で食べたけど毎日食べたい」「お代わりが4つしかなかったけど、ぎりぎりgetできてん」とすいか談義に花が咲きました。給食でのすいかを初めて食べた1年生も「あまくておいしかった」と好評でした。 すいかは英語でwatermelonと呼ばれる通り90%以上が水分ですが、ブドウ糖、果糖、ビタミン、無機質なども含んでいるので、夏に汗をたくさんかいた後の水分補給としてはおすすめの食材です。また、シトルリンというアミノ酸は利尿効果を高めるので、体内の老廃物を排泄する効果もあります。すいかの赤い果肉にはトマトと同じ色素の「リコペン」が含まれているので、がんや老化を予防する効果も期待できますよ。 |