たべもののはたらきをおぼえよう (2年)
平成29年度までの第2次大阪市食育推進計画では、「栄養バランス等に配慮した食生活を送っている市民の割合」はまだまだ低く、継続した取り組みが必要とされています。
小学校においても様々な食育の機会を設けて、食について考えるようにしています。 2年生では、「たべもののはたらきをおぼえよう」というねらいで、食品を体の中での働き別に3色で表示し、好ききらいなく食べることの大切さを学習しました。3色分類は、家庭配付している給食献立表にも記載されており、5・6年生が学習する家庭科の教科書にも取り上げられています。 *学習後の児童の感想を紹介しましょう。 ・給食でいろいろな食べものが出るのがわかった。 ・給食はおいしいからいつも残さずに食べるよ。 ・これからはきらいなものも残しません。 ・きらいな食べものもあるけど、なんか給食の時間には食べれそうだ。 ・食べもののことをおぼえてうれしかった。 給食では残さず食べていても「家では食べへん」という声も時々聞きます。心身の健康のために、苦手なものも少しずつ頑張って食べるよう、ご家庭でもご協力をお願いいたします。私たちの体は口から食べたものだけでできているのですから・・・。 ♪きょうの給食と食に関する学習 (5.22 えんどう)
えんどうは日本全国で栽培されています。旬は春から夏の初めにかけてです。給食でも5月に1回だけ、生のえんどうを使います。
今日の給食では20kgのえんどう(和歌山県産)を給食室でさやから豆を取り出して、鶏肉といっしょに卵とじ(卵除去食も作りました)にしました。 この日に合わせて、1年生の教室では、食に関する授業を行い、全員に1さやずつ、『えんどうのさやむき体験』をしました。すでに、幼稚園や保育所・家庭で経験した子もいましたが、みんな楽しそうにむいていました。 「さやがわれる時、パキッとする音がしたよ」「われたとたんにまめが飛び出してきてびっくりした」「大きなまめが7個も入っていたよ」など、いろいろな感動の言葉が聞かれました。 以前は、えんどうのさやむきは「子どものお手伝いの定番」でしたが、今ではあまりされなくなったのでしょうね。この季節、ご家庭でもさやむきのお手伝いを子どもたちにしてもらうと喜びますよ。 ♪きょうの給食 (5.21 おさつパン)
今年度、パンの多様化を目的に、新しく「おさつパン」が導入されました。さつまいものダイスが小麦粉量に対して35%、さつまいものペーストが小麦粉量に対して5%含まれています。(例:中学年:小麦粉60g、さつまいもダイス21g、さつまいもペースト3g)
これで給食のパンは7種類となりました。 ◆し好調査結果◆ 新森小路小学校のみなさんに感想を聞きました!(調査人数:608人) すき:431人(71%)、ふつう:132人(22%)、きらい:45人(7%) *すきな理由…おいしい。さつまいもがすき。あまみがある。パンとさつまいものおいしさがつながっている。おさつがいっぱい。一口食べたらまた食べたくなる味。 など *きらいな理由…パンがきらい。さつまいもがきらい。あますぎる。パンとさつまいもが合っていない。 など 給食では栄養摂取基準に応じて主食の量を3段階にしています(写真3枚目)。年度当初、低学年用から中学年用に大きくなったパンについて、3年生に感想を聞いてみました。が、多くの子どもたちが「わかれへんかった」「大きくなっても平気」と答えていました。 現代っ子はパン党が増えてきているように感じます。給食の焼きたて&ふわふわパンも大人気です。これからもいろいろな味のパンを楽しんでね。 今年も『残食ゼロ』に向けてがんばるぞ!(5.21)
新森小路小学校では、「好き嫌いなく食べるようにしている」子どもたちを増やすために、今年度も児童給食委員会が『残食ゼロの日』の取り組みを継続して行うことにしました。
毎月19日の「食育の日」に合わせて行います。ねらいは… 1.好ききらいなく食べると健康な体を作ることができる 2.心をこめて作ってくださる調理員さんへありがとうの気もちを伝える 3.まだ食べられるものを捨てるのはもったいない です。 今月は19日が土曜日だったので、今日21日を残食ゼロの日として、給食委員会の人が全校に呼びかけを行いました。さて、第1回目の残食ゼロは達成できたのでしょうか? ♪きょうの給食 (5.15 かやくごはんとまっ茶ういろう)
<かやくごはん>
かやくは「加薬」と書き、「五目ご飯やうどんなどに入れる肉や野菜などの具のこと」をいいます。元々は「漢方薬の効果を高めるために加えた補助的な薬のこと」から、料理に加える薬味的な役割をするものに「かやく」という名前が使われるようになりました。「かやくごはん」という名前は主に関西地方で多く使われているようですね。 給食のかやくごはんは、鶏肉、ちくわ、にんじん、三度豆を細かく切って甘辛く煮、炊きたてのごはんに混ぜました。食べる時にきざみのりをかけて風味を添えています。 <まっ茶ういろう> ういろうと言えば名古屋が有名なようですが、小田原、京都、山口、伊勢、徳島などにもおいしいものがあります。主に米粉に砂糖・水を加えて蒸し上げた和菓子ですが、くず粉やわらび粉を使ったものもあります。 給食では、新茶の季節に合わせて抹茶を加えた「まっ茶ういろう」と、かぼちゃペーストを加えた「かぼちゃういろう」があります。今日は上新粉、抹茶、砂糖、白いんげんペースト、水を合わせて焼き物機で30分間蒸しました。 <5年生の感想> *かやくごはんの具がいろいろ入っていて細かく切ってあり、食べやすくでき上がっていた。調理員さんの愛情を感じる。 *きざみのりの香ばしさでさらにおいしくなっている。 *白ご飯もおいしいけど、かやくごはんはもっとおいしい! *ういろうは、味・香り・食感がどれもよい。 *もちもちで、深いこくとまろやかな味わいがある。 *抹茶はあまり好きでもないけど、これはおいしい! *もっと食べたかった! ・・・と、少しだけ残ったまっ茶ういろうを仲良く分け合う、微笑ましい姿が見られました。 かやくごはん・まっ茶ういろうともに1年に1回、5月だけの限定献立です。今日は1年生と4年生が遠足などのために給食を食べることができず残念でした。また、来年をお楽しみにね。 |