♪きょうの給食 (10.18 もずくと豚ひき肉のジューシー)
今日の給食では、2年に1回登場する沖縄の郷土料理「もずくと豚ひき肉のジューシー」をいただきました。
<もずく> もずくは、房総以南の静かな海域に生育する海藻で、糸状で細かく枝分かれし30センチメートル程の長さになります。ホンダワラなどの海藻に着生することから「藻に着く」→「もずく」といわれます。1〜3月頃の若いうちに採取され、産地では生でも食べますが、一般的には塩蔵して出荷され、水で戻して使います。 海藻としては、鉄やカルシウムの含有量は少ないのですが、ぬめりのある食感が好まれ、もずく酢のパックが出回るようになってからよく食べられるようになりました。 給食で使うもずくは沖縄県産のオキナワモズクの冷凍品で、給食室で流水解凍して使用しています。ジューシーの他、スープやヒラヤーチー(お好み焼きに似た沖縄料理)などに使っています。 <ジューシー> 「ジューシー」とは、沖縄の方言で「炊き込みご飯」や「雑炊」のことをさし、「フーチバ(よもぎ)ジューシー」、「クーブ(昆布)ジューシー」などがあります。給食では、もずくの他に豚挽肉や切りこんぶなどの具を豚骨スープで煮、たきたてのごはんに混ぜています。 <子どもたちの感想> *見た時は「えぇっ」と思ったけど、食べたらめっちゃおいしい。 *もずくはおばあちゃんの家の食事でよく出てくる。 *家ではすっぱくて小さなカップに入っているものをよく食べる。 *もずくのこんな食べ方は家ではしない。給食ではいろいろな料理があるからすごい。 さまざまな地方の郷土料理を食べる体験も給食のねらいのひとつです。子どもたちにはこれからも食の巾を広げていって欲しいと思います。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ♪きょうの給食 (10.15 さんま)
さんまは、「秋刀魚」と名が表すとおり秋の代表的な魚です。ここ数年、不漁が続いていましたが、今秋は魚体も大きく、水産庁から豊漁予想も発表されています。
日本近海のさんまは、大きな群れをつくり、プランクトンの豊富な水温14〜18度の水域を春から夏にかけて北上し、秋の深まりとともに南下します。8月から9月にかけて、北海道沖で獲れるものが「はしり」として出回り始めますが、一番おいしくなるのは10月です。秋に産卵のため本州の太平洋岸を南下する、この時期のさんまは脂が乗り、最もおいしいといわれています。 今日の給食は、毎年10月に登場する「さんまのさんしょう焼き」です。香ばしく焼いたさんまに、砂糖・みりん・こい口しょうゆ・さんしょう(粉末)を合わせたたれをかけたものです。 教室では慣れない骨付きさんまを目の前にし、「骨も全部食べられるやろ!」と言いながら丸かぶりしている子もあれば、上手に骨をとっている子、悲壮感漂う表情で悪戦苦闘している子もいました。さんまを食べた後は「このたれもおいしいからご飯にかけて食べよ!」と最後の1滴まできれいに平らげている姿に思わず笑みがこぼれました。 今が旬「秋の味覚“さんま”」の美味しさをこの秋にはぜひ、ご家庭でも味わってみてください。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ♪きょうの給食(10.10 ハヤシライス【米粉】)
給食のハヤシライスは、給食室で小麦粉をサラダ油やバターで褐色にいためて作ったブラウンルウでとろみを出しています。今回のハヤシライスは、アレルギー対応サポート月間ということで、水溶きにした米粉を使用してとろみをつけています。そのため、小麦アレルギーのある子どもたちに配慮した献立となっているとともに、油の使用量が少ないためにあっさりとした味わいとなっていました。
小麦アレルギーで普段は給食のハヤシライスを食べることができない5年生に感想を聞いたところ「とってもおいしい!」と皿に大盛りにされたハヤシライスをうれしそうにほおばっていました。 他の子どもたちも「甘味が少なく食べやすい」「いつものハヤシライスもおいしいけど、今日のハヤシライスも同じくらいおいしい」と大変好評で、残食は全くありませんでした。 デザートには今シーズンはじめての「みかん」がつきました。給食に出てくる柑橘類は何種類もありますが、今日はこれから旬を迎える「温州(うんしゅう)みかん」です。 みかんは、ビタミンCが多く、含有量は100gあたり35mgです。1日3個食べれば、成人の1日の必要量が摂取できます。その他、カロテン、ビタミンP(ヘスペリジン)、カリウム、ペクチンなどを含みます。袋の部分には、食物せんいが多く、皮の内側のすじには、ビタミンB、ビタミンCが多く含まれているので残さずに食べるといいですね。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ♪きょうの給食 (10.4 りんご)
10月より、秋の味覚「りんご」が給食のデザートに加わります。10月4日は、青森県弘前市から「つがる」が159個、届きました。給食室では、調理員さんが4つ割りにし芯を除いた後、各学級に1つずつ「うさぎりんご」を入れてくださいました。
都道府県別での収穫量をみると、青森県が57%、長野県が20%で、この2県で全国の約8割を占めていることになります。品種別収穫量では、「ふじ」が51%、「つがる」が11%、「王林」が8%などとなっています。(平成29年度 農水省) 給食で食べたりんごのふるさと弘前市のホームページによると、9月には「つがる」など4品種、10月には「ジョナゴールド」「千秋」など8品種、11月には「ふじ」「王林」など5品種が収穫されるそうです。りんごの品種はいくつ知っていますか? (りんごはこれからが旬の「秋にとれる果物」です。一年を通して売られていますが、それは、低温・低酸素濃度の貯蔵庫できちんと保存されているからです。) <りんごを食べた子どもたちの感想> ・しゃきしゃきっとした歯ごたえがあった。 ・かじった瞬間、甘い汁がじゅわっと出てきた。 ・やわらかくて皮までおいしく食べることができた。 ・これからも出してほしい。 給食では、1月まで合わせて6回、新鮮なとれたてりんごを提供していく予定です。お楽しみに。 ![]() ![]() ![]() ![]() ♪きょうの給食 (9.28 大豆入りキーマカレー)
9月28日の給食では、初めての「大豆入りキーマカレー」が登場しました。「キーマ」とは、ヒンディー語(インドの公用語)で「細かいもの」という意味で、キーマカレーは、ひき肉を使用したカレー料理のことをさします。インドでは、レンズ豆、ひよこ豆、グリンピースなどを使うことも多く、今回の給食では、カルシウム、鉄分、食物せんいなどの栄養素が豊富に含まれている「ひきわり大豆」(写真下)を初めてカレーライスに加えてみました。
ひきわり大豆は、大豆をゆでてからくだいたもので、今まではツナと合わせた「ツナ大豆そぼろ」(今月23日にも登場予定)として給食に使ってきました。子どもたちが苦手とする大豆もひきわりにすることで、おいしく食べることができたようです。 <し好調査をしました!> 調査数:591人 *すき:420人(71%)、ふつう:130人(22%)、きらい:41人(7%)でした。 すきな理由としては、「カレーがすき」が最も多く、「いろいろなものが入っているから」「甘くておいしい」「具が細かく切ってあって食べやすい」などがありました。 大豆に関しては、「大豆が入っていておいしい」が101人、「大豆が入っているからいや」が31人と概ね好評だったといえそうです。 今、家庭用の「ひきわり大豆」も市販されています。「粒の大豆はちょっと苦手」という人も、ひきわり大豆ならおいしく食べることができるかも知れませんね。いろいろな料理に挑戦してみましょう。 ![]() ![]() ![]() ![]() |