夏においしい!トマト(6.22 給食)
トマトは江戸時代に日本に導入された記録があります。その頃はアカナスといわれ、観賞用として栽培されていました。本格的に栽培され始めたのは明治時代になってからだそうです。
品種改良や栽培技術の向上により一年中出回るようになりましたが、旬は夏です。この時期にとれるものは日光をたくさん浴びて、ビタミンなどの栄養価も高くなります。色の濃いものほど「リコピン」(老化や生活習慣病を防ぐ効果)を多く含んでいます。 給食では水煮缶詰やトマトピューレ、トマトジュースなどで年間を通して使用していますが、5〜10月は生のトマトを月に1回使うことができます。今回は、旬の熊本県産の生のトマトを鶏肉、たまねぎ、えのきたけ、にらといっしょに、しょうがの風味をきかせて溶き卵で仕上げた「トマトと卵の中華スープ」(卵除去食もあり)にしました。 ◆「トマトと卵の中華スープ」し好調査結果◆ 新森小路小学校のみなさんにたずねました。(調査人数:680人) すき:543人(80%)、ふつう:90人(13%)、きらい:47人(7%) *すきな理由・・・おいしい。いろいろな味が楽しめた。トマトと卵がよく合う。卵がふわふわ。スープがすき。温かい。など *きらいな理由・・・卵がきらい。きのこがきらい。トマトがきらい。など 来月は、7月6日(金)シーフードトマトスパゲッティに使います。生で食べる他にも、煮る、焼く、炒める、汁物に・・・などご家庭でもいろいろな料理に使ってみてください。新しい発見があるかも知れませんね。 ♪きょうの給食 (6.21 もずくとオクラのとろり汁)
今日の給食は「牛肉のおろしじょうゆかけ、もずくとオクラのとろり汁、野菜のそぼろいため、ごはん、牛乳」でした。もずくとオクラのとろり汁は1年に1回だけの登場です。
<もずく> 春から初夏にかけて繁茂する「もずく」は、柔らかくねばりがある濃い茶色の海藻です。給食で使用している沖縄県産のオキナワモズクは、太さ1ミリメートルと太く、柔らかい食感が特徴です。 酢との相性がよいため「もずく酢」として食べられることが多いようですが、みそ汁やスープ、雑炊、天ぷらなどで食べることができます。 <2年生の感想> *もずくは好き。家では酸っぱくして食べる。 *おかあさんがよく食べている。 *スーパーで売ってるのを見たことがある。 *家ではみそ汁に入っている。 *とろり汁が1年に1回しか出えへんとは知らんかった。 *1年生の時に食べたのは覚えてる! 今日の「とろり汁」は、もずくとオクラの他に、とうふ、たまねぎ、たけのこ、えのきたけを使い、だしこんぶとけずりぶしでとっただしを使ったすまし汁です。とろりとした喉ごしのよい汁物に仕上がっていました。 「もずく」という名前の語源は、大きな海藻に付着して生育することから「藻(も)に付く」からとされています。給食では汁物の具の他に、ヒラヤーチー(沖縄の家庭料理でお好み焼きのようなもの)にも使います。 PTA給食試食会(6.15)
先週の金曜日、PTA給食委員会の主催で、給食試食会を開催しました。当日は朝から雨天の中、47名の参加がありました。給食委員長さん手作りの色とりどりのランチョンマットで、会場は華やかな雰囲気に包まれていました。
試食献立は「ごはん、鶏肉のしょうゆバター焼き、みそ汁、三度豆のからしじょうゆあえ、牛乳」でした。 <校長先生あいさつ> 69年前の今日、6月15日に新森小路小学校が創立されました。同じこの年に国の指定を受け、大阪市内3小学校で給食が始まりました。給食は、昼ご飯提供事業ではなく、教育活動の一つです。「嫌いなものは食べなくてよい」というお考えの保護者の方もおられるようですが、子どもたちは「苦手なものでも食べることができた」という成功体験を積み重ねることが大切です。それが給食指導です。学校と家庭が連携して、子どもたちの健やかな成長につなげていきたいと考えています。よろしくお願いいたします。 <参加者の感想> ・炊きたてのごはん、手作りだしに具だくさんのみそ汁、食べ応えのある鶏肉、食べやすく味つけされた三度豆、どれもおいしくいただきました。 ・味は濃くなく薄くなく、健康的だと思いました。 ・ごはんの量に比べて、おかずの量が少ないと感じました。 ・三度豆はからしの味がするのかと気になっていたけどほとんど気にならず、子どもでも大丈夫だと思いました。 ・手作りのもの、季節のものが多いと知って安心しました。だからいつも子どもから「おいしい」という言葉が出るのですね。 ・調理員さんがいろいろなことに気をつけながら、作ってくださっていることに感謝します。 ・給食について知らないことだらけで、ためになりました。 ・子どもから聞く学校の話では、給食のことを一番よく聞きます。 ・子どもたちは、毎日、給食をすごく楽しみにしているようです。家では出さない食材が出て、親としてはありがたいです。 ・家では苦手で食べない食材も学校では残さずに頑張って食べているようです。 ・パン食とごはん食を食べたくて2年連続して参加しましたが、どちらもおいしかったです。 ・子どもたちには、今日聞いたことを話したいと思います。 ・家庭での食事を更に大事にしていきたいです。 ほんの一部しか紹介できませんでしたが、たくさんのご意見・ご感想をいただき、ありがとうございました。 準備から片づけまでお世話いただきました、給食委員会の皆様ありがとうございました。 ♪きょうの給食 (6.6 クインシーメロン)
今日は、子どもたちが楽しみにしている「メロン」が1年に1回、給食に登場する日です。かつてメロンは、高級な果物とされていましたが、現在では、緑肉系の「アムスメロン」「アンデスメロン」や赤肉系の「クインシーメロン」「夕張メロン」など多彩な品種が出てきて、比較的手ごろな値段で買うことができるようになりました。
メロンは、4〜5月には熊本県等を中心に、6〜7月は茨城県、千葉県、静岡県を中心に、晩夏から秋にかけては東北や北海道を中心に生産され、6月が最盛期となります。 給食では毎年6月に赤肉の「クインシーメロン」をデザートとして使っています。名前の由来は、赤肉ということで女王を表す「 Queen(クイーン ) 」と、カロテンが豊富なことから健康を表す「 Healthy(ヘルシー ) 」とを組み合わせて作られた造語だそうです。 今日、新森小路小学校には、熊本県から95玉のメロンが届き、1玉を8つに切りました。(1枚目の写真) *メロンの香りがあふれる2年生の教室でこんな質問が・・・ 「なんでオレンジ色のメロンなん?」 *その理由は・・・ メロンの栄養成分で比較的多く含まれているものは、体内の塩分(ナトリウム)を排出する働きのあるカリウムやコレステロール値を抑える食物繊維であるペクチンです。さらに、赤肉系のメロンには、β-カロテンが100g中に3600μg(かぼちゃとほぼ同量)も含まれているので、栄養的価値が高いのですよ。しかし、糖分も多いので、食べ過ぎには注意しましょう! 子どもたちは果汁たっぷりのメロンに舌鼓をうち、初夏の味覚を楽しんでいました。 たべもののはたらきをおぼえよう (2年)
平成29年度までの第2次大阪市食育推進計画では、「栄養バランス等に配慮した食生活を送っている市民の割合」はまだまだ低く、継続した取り組みが必要とされています。
小学校においても様々な食育の機会を設けて、食について考えるようにしています。 2年生では、「たべもののはたらきをおぼえよう」というねらいで、食品を体の中での働き別に3色で表示し、好ききらいなく食べることの大切さを学習しました。3色分類は、家庭配付している給食献立表にも記載されており、5・6年生が学習する家庭科の教科書にも取り上げられています。 *学習後の児童の感想を紹介しましょう。 ・給食でいろいろな食べものが出るのがわかった。 ・給食はおいしいからいつも残さずに食べるよ。 ・これからはきらいなものも残しません。 ・きらいな食べものもあるけど、なんか給食の時間には食べれそうだ。 ・食べもののことをおぼえてうれしかった。 給食では残さず食べていても「家では食べへん」という声も時々聞きます。心身の健康のために、苦手なものも少しずつ頑張って食べるよう、ご家庭でもご協力をお願いいたします。私たちの体は口から食べたものだけでできているのですから・・・。 |