5月9日(水)、毎週水曜日の始業前は
「読書タイム」になっています。4年生の教室では、担任の先生が絵本
「たった さんびきだけの いけ」(ストーリー参照)の読み聞かせをしていました。この絵本は、5月7日の「いじめについて考える日」のテレビ朝会で、校長先生から紹介をしていただいたものです。お話を聞いたとは、読書ノートに感想を書きました。
今年度も、今日から学校図書館補助員さんが来られましたので、図書室に
「いじめについて考えるコーナー」【写真右】を作ってもらいました。これから関係の図書を選定し、コーナーを充実していきます。
▼ストーリー参照(クリック)
たった さんびきだけの いけ 絵と文:宇治 勲
森の湖の近くに、小さな池がありました。その池にはカメとさかなとおたまじゃくしの3匹がすんでいました。自由に水からあがってひなたぼっこのできるカメをうらやんで、おたまじゃくしは嫌がるさかなを誘い、カメを仲間はずれにしていました。
ところがある日、おたまじゃくしはしっぽの辺りから足がはえ、カエルの姿に変わったのです。水からあがれるようになったおたまじゃくしは、今度はカメを誘って、一生、水から出られないさかなを仲間はずれにしました。
やがて夏の日照りがつづき、池の水が干上がったため、カエルはカメと池の近くにある湖に移る相談をしました。しかし、さかなを見殺しにしてはいけないことに気づき、カエルはカメと力を合わせ、さかなを救うために、池の近くにある湖に向かって、かたい土を掘り始めました。「池と湖がつながれば、湖の水が池に流れてくるはずだ」と言って、トンネルを掘り続けました。
トンネルが湖まで通じると、池に水がどっと流れ込み、干上がっていた池は元どおりになりました。死にかけていたさかなも元気になり、仲直りした3匹は、今までどおりこの小さな池で暮らしていこうと決めました。
※絵本は、図書館の「いじめについて考えるコーナー」に置いています。