ゆびきりげんまん!「チェンジの法則(麻生 泰 著 扶桑社)」より、 「飲食店の無断キャンセルの損害額」を知っていますか?お客が居酒屋などを予約して、すっぽかすことによる損害は、なんと年間2000億円にものぼるそうです。 そもそも飲食業界は利益率が低く、平均営業利益率は4.1%しかありません。無断キャンセルさえなければ利益率は0.8%上昇するという試算もあり、いまこそ日本人のモラルが問われています。 約束を守らない人は、さまざまなものを失います。「時間」「お金」「友情」「恋人」「信頼」「仕事」「これまでの実績」・・・。世界的な長者番付の常連で投資家のウォーレン・バフェットは、こう言っています。「周囲の人からそれなりの信用を得るには20年かかる。だが、その信用はたった5分で崩れることごある」バフェットの一言は文字どおり世界中の投資状況を左右しますから、彼は自分の言葉や行動がどれほど重いか知っているのです。 相手と約束するとき、小指を絡めて「指切りげんまん、ウソついたら針千本飲ます」と言いますが、この指切りげんまんの「げんまん」は「拳万」と書き、「約束を守らなかったら1万発殴る」ということで、これはただ事ではありません。このように約束とは、破れば1万発殴られ、針を千本飲まされるくらい重大なものなのです。 約束の恐さを成功者は知っています。人との信頼関係はどんな仕事においても同様に大切なこと。学校では対子ども、対サポーター(保護者)、対地域など様々な人たちとの信頼関係がなくてはなりません。大切なお子さんを預かっている以上、責任を持って仕事にあたるわけですが、そこにはサポーターのみなさんとの信頼関係は絶対です。約束を破ることなく、万一破った時には正直にお伝えし、信頼関係を大切にしていきたいです。 |
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