支え合う!「2020年からの教師問題(石川一郎 著ベスト新書)」より、 2020年からの教師像に近づいていくことは、簡単なことではないと思います。私自身、次の点を踏まえながら教育現場で頑張りたいと考えています。 ・求められているのはスーパー教師ではない ・生徒と高め合う関係は成り立つ ・オリジナルな教育手法はいらない ○求められているのはスーパー教師ではない 「理想の教師像はプロデューサー」という言葉だけを見れば、ハードルが高いと思うかもしれません。しかし、私が言いたいのは、どの生徒に対しても理想の教師となってプロデュースせよ、ということではないのです。 人生において、学校に通っている期間は、けっこう長いものです。小学校から高校あるいは大学までの長い期間、生徒たちは多くの教師と接しています。その中の一人がプロデューサーとなればよいのです。 人が生きていく上では、恩師とよぶ人は一人いれば十分なのではないでしょうか。 多くの生徒にとってのプロデューサーになりたいというマインドを持って取り組むことはいいと思います。しかし、生徒全員を最大限プロデュースできなくても、別に気にすることはないのです。 様々な教師の姿が学校にはあります。もちろん個性があるのは当然です。しかも苦手なこともあるのが当然です。何でもできることにこしたことはありませんが、得意不得意は誰にでもあります。だからいいんです。大人でも完璧な人はいないんです。だからいいんです。だからみんなで支え合うんです。互いを補い合うんです。それがチームです。一人で抱え込む必要はないんです。できないことはできないから助けてと言えばいいんです。スーパー教師は必要ありません! 本校の大人のチーム像のひとつ、「できないことは人の力を活用する大人」でいいんです! |
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