非認知能力とは?「2020年からの教師問題(石川一郎 著ベスト新書)」より、 最後に、メンタリティに問題がある教師ほど忘れてはいけないことをあげておきます。それは、生徒にとって学校生活は人生の一部でしかない、ということです。 決して、ゴールは学校生活にあるわけではないのです。 生徒は学校を出た後に、社会に出ていきます。そのための準備を学校生活の中で行っているのです。学校で教わっていることは、その後の人生で役に立つことであるべきです。 今までの教育は、学校にいる間だけ役に立つことが、多かったのではないでしょうか。 今後は、移り変わりの激しい社会を生きていく生徒たちにとって真に必要なものは何か、という問いに、教師は立ち向かうべきです。 これからの先の読めない時代、変化が激しい時代に必要な力とは、「目に見える力」よりも「目に見えない力」です。つまり、「非認知能力」と呼ばれるものです。 非認知能力とは、積極性や粘り強さ、リーダーシップやモチベーションの高さといった数値では図りにくい能力のことです。社会情緒的スキルともいわれ、社会人にとっての「世渡り力」に通じるものです。個人の人生に大きく影響し、将来の成功につながる能力であるとされ、昨今は非認知能力を高める教育への関心が高まっています。 それを長原小学校では子どものめざす「3つの力」(「3つの風船」)と呼んでいます。 「自分も人も大切にする力」 「自分で考え、行動する力」 「自分からチャレンジする力」 「みんな同じ」から「個を尊重する」へ 「教師主体」から「子ども主体」へ 学校教育は進化せねばなりません! |
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