多文化学級 フィールドワーク「モスクツアー」
サッカーのワールドカップがカタールで行われていました。
そこで、イスラム教の文化について注目されていますが、みなさんはどれくらい知っているでしょうか? 昨年度、西成区にもモスクができたのですが、今回は多文化学級のフィールドワークでモスク訪問をさせていただきました。 まずイスラム教の文化について学習し、実際に礼拝のようすを見学させていただきました。 礼拝は、夜明け前、昼、午後、日没、夜の1日5回行われます。 全員でメッカがある西側を向いて、地面に頭をつけてお祈りをするようすは、生徒たちにとっても驚きだったようです。 その後、イスラム教の考え方や文化についてたくさんの質問をさせていただき、異文化についての理解を深めました。 見学後には、モスクの1Fにあるお店で、ハラルフードを購入しました。 イスラム教は豚肉やアルコールを禁止していますが、例えば豚のラードが使われたパンや揚げ物やゼラチンを使ったお菓子なども食べられません。 料理酒や味噌、醤油やみりんなどにもアルコール分が含まれるため、気をつけておられるそうです。 そうした食品を使っていない、イスラム教の人たちにも安心の食品をハラルフードと呼びます。ハラルフードには、ハラルマークが付けられています。 外国輸入品ばかりのお店で買い物をすることも、生徒たちにとっては良い経験となりました。 世界にはイスラム教徒が18億人いるそうです。日本にも20万人以上のイスラム教徒が暮らしておられ、国際化が進むとともに、その数は今後ますます増えることと思います。 日本人の文化と「真逆」と言ってもよいほど違うイスラム教徒の考え方や文化を知ることは、共生においてとても重要だと思います。 今日学んだことをぜひ今後の生活にも生かしてほしいです。 3学期も多文化学級ではいろいろな取り組みを予定しています。 今回のように、外国にルーツがない生徒も参加可能の取組も多いので、みんなで楽しく学んでいきましょう! |