大きな夢のひとかけらを大切に!
だいぶ以前に読んだ本に、「大きな夢のひとかけらを大切に!」というエッセイがあった。
宇宙飛行士になるため試験の一つに、絵のない真っ白なジグソーパズルを完成させるというものがあるそうだ。 ジグソーパズルは、前もって完成した絵が分かっているので、「やってみよう」という気になるし、だんだん完成に近づいていくと喜びも湧いてくる。 だが、すべて真っ白なピースだと形だけが頼りだ。しかも完成図がないのでやる気も起きないし、何を作っているのかも分からないので喜びも湧かないだろう。 だ、「これ、何のためにやるんですか?」と質問した人はまず宇宙飛行士の選抜から外される。 そして、「はい、やめてください」という合図のあと、「ここまでしかできませんでしたけど、合格ですか?不合格ですか?」と質問する人も落とされる。 どういう人が宇宙飛行士に適しているかというと、皆さんで考えてみてください。 宇宙船の中は狭い。しかも、4、5人の仲間とずっと一緒に過ごす。だから協調性が求められる。言われたことを素直に受け止め、あまり余計なことは考えず、淡々と、忍耐強く仕事に取り組める人でないといけない。 さて、どんな人でしょう? 保健だより10月号 |