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勇気を出して「ありがとう」「ごめんね」

 以前、野口嘉則さんの「鏡の法則」という本を読んだ。経営コンサルタントの男が、いじめにあっている小学生の息子のことで悩んでいる母親にアドバイスをするという話だ。

 息子のことを相談しているうちに母親自身の話になっていく。男は母親に「大切にすべき人を責めたり、感謝すべき人に感謝していなかったり、許せないという気持ちを持っていませんか?」母親は父親のことを思い出した。

 男は「お父さんに対する気持ちを紙に書きなぐってください」。母親は独善的な父親の言葉にどんなに傷ついてきたかを書いた。
 次に言われたのは「お父さんに感謝できることを書いてください」。母親は、家族のために一生懸命働いてくれたこと、公園に連れて行ってくれたことを書いた。

 次に「謝りたいこと」を書くように言われる。母親は心の中で父親に反発し続けてきたことを書いた。

 最後のに、「あなたの人生で一番勇気を使う場面かもしれませんが、今書いた『感謝できること』『謝りたいこと』を直接お父さんに伝えてください」といった。ただ、「心がこもってなくてもいい。紙に書いたことを棒読みするだけでいい」というので、「母親はそれならできるかも」と思って、父親に電話をかけた。

 「お父さん、あのね、お仕事、大変だったよね」「よく公園に連れていいてくれたよね」「いろいろ反発していたけど、ごめんね」みたいなことを言った。

 父親は無言だった。

 その後、息子へのいじめがぴたりと止んだ。母親は、息子に起きていたことは自分の心の「鏡」だったことに気づく。

 子から親へでもいい、親から子へでもいい。「ごめんね」「ありがとう」の言葉はお互いの心を溶かす。何歳になってからでも感情のやり直しはできる。

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