歌舞伎体験2月3日(月)に、敷津小学校で歌舞伎を体験する授業がありました。 全校児童が集まった講堂に、現れたのは「松羽目(まつばめ)」と呼ばれる、舞踊の時に使われる背景。この舞台を使って、日本の伝統芸能である歌舞伎について、プロの方々に教えていただきました。 「立ち廻り(たちまわり)」という刀を使った戦いの型を、4名の代表が習いました。「何かを教えてもらう時には、まずあいさつを丁寧にする」という基本から入り、刀の振り方やよけ方を教えてもらいました。 続いて、6年生の男子児童が歌舞伎の化粧を体験しました。 まゆ毛を消して、真っ白に顔を塗るたびに、大写しのスクリーンで見ている子ども達がキャーキャーと喜んでいました。「隈取り(くまどり)」と呼ばれる顔ができあがっていく過程を、じっくり見ることができる貴重な体験です。 長い毛のカツラと「獅子の精」の衣装を身につけ、完成です。場内を歩くと、子ども達から「○○さんとちゃう!」「カッコいい!」と声が上がっていました。 体験した男子児童の作文の一部を、ご紹介します。 ========================= 衣しょうは、すごくいっぱいあって、何枚も何枚も着ないといけないので、すごく重くて、時間がかかりました。次のメイクでは、1回まちがえると全部消さないといけないので、まちがえることは許されないし、これもまた時間がかかります。それを、役者さんは、全部1人でやっていたのですごいなぁと思いました。 ========================= 最後は、プロの方による「連獅子(れんじし)」という踊りを鑑賞しました。 親獅子が子獅子を谷に突き落とし、はいのぼってくる強い子どもかどうかを試すという内容の踊りです。 子獅子がのぼってきた喜びを、親子一緒に毛を振ることで表します。 激しい三味線の音とともに力いっぱい振られる毛の迫力に、子ども達も見入っていました。 「日本には歌舞伎という、こんなに『かっこいいもの』があるんだぞと、自慢してください」と、解説の飛鳥さんがおっしゃいました。 本当にかっこよかったですね! 歌舞伎は、踊りだけでなく怖い話や面白い話、早替り(1人で何人もの役をすること)などの工夫されたものまで、たくさんの演目があります。 これを機会に、日本の伝統文化にもっと興味をもってくれたらうれしいなと思います。 [担当:校長] |
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