12月4日 「とかしたものを取り出すには? パート2」《理科》 【5年生】ろ過した透明の液体の中には,もう食塩やミョウバンはとけていないのか,確かめることにしました。 まずは,氷水で冷やして,粒(結晶)が取り出せるか確かめました。 予想では,ミョウバンは冷やすと粒が出てくるという意見が多かったです。しかし,いくら冷やしてもなかなか粒が現れません…。 「結晶はできないよ。」 そう言いながら,しばらく時間をかけて冷やしていると,透明な液体が白濁しだしました。 「白くなってきてる!」 ほかの班も,氷水からビーカーを出すと,ミョウバンを溶かした液体は白くなっていて,よく見ると小さな白い粒(結晶)が現れていました。しかし,食塩を溶かした液体を冷やしても,白い粒(結晶)は現れません。 「どうしたらいいかな。」 すかさず, 「蒸発させます!」 「どうして蒸発させたら,溶けていたものを取り出せるのかな。」 「少ない水には少ししか溶けないから,蒸発して水を減らせば,溶けきれない食塩やミョウバンを取り出せます。」 水の量を変えたときの飽和水溶液のグラフを見て,再確認。みんな納得です。 では,今度は蒸発させて,透明な液の中に溶けていたものを取り出すことにしました。 ドライヤーで乾かすと,白いものがスライドガラスに付着しました。ミョウバンの粒(結晶)を取り出すことができました。 蒸発皿で加熱していくと, 「パチパチいっている。」 「なんか,白いものが出てきた!」 と,食塩も取り出すことができました。 水への溶け方には,薬品ごとに性質があること。その性質に合わせて,溶けていたものを取り出す方法があることがわかりました。 さあ,あしたはテストです! |
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